「珍しいぃ~ チャンミンがあくびしてた!!」
ビクッ
久しぶりに聞こえたその声に身体が反応した
「してませんよっ、」
慌てて否定し、声のした方を振り向くと
いつかと変わらない美しさを纏った佐伯彩花が立っていた
あ~
髪、切ったのか
なんて一瞬で思ってしまう自分がいる
「・・ お久しぶり・・です」
「久しぶり!・・・相変わらずイケメンね」
ドキッ
眩しそうに少し細めた目を向けられると
鼓動が速く波打つのがわかる
くそっ
「佐伯せんぱ~~い、今日はどうしたんですかぁ~~?」
「佐伯さーーん、ちょうどよかった!ここ、教えてもらえませんかっ?」
春に他部署に異動したばかりの彼女は
とにかく仕事がよくできる先輩だった
こうして彼女に駆け寄る者が多いほど
後任者は気を悪くしているんだろうな
なんて、まだここで若輩者のオレでも思ってしまう
案の定、視線を向けると
恨めしそうに彼女を見つめているのが見えた
「どれどれ?って聞いてあげたいところだけど
あんまり時間がないの、ごめんなさいね」
彼女が申し訳なさそうにそう言って微笑むと
皆、それぞれ自分の席へと散らばっていく
そうか
時間がないんだ?
オレも椅子をなおし、パソコンへと向かい直すと
途端に、その椅子が後ろに重くなった
「ねぇ、コーヒー、ごちそうして?」
斜め上から、彼女の香りとともに、見えた顔
「wwwwww」
相変わらずオレをドキッとさせる
「・・・ 時間がないんじゃ?」
「だから、コーヒー飲みながら、あなたの案件に応える時間しかないってことよ」
オレの案件・・ ねぇ~
「じゃあね~、皆さん、また来まぁ~す!!」
こうしてオレは、彼女にひっぱられるように、出て行った
皆の視線を感じながら・・・
・
・
・
・
・
「・・・ 誤解されますよ?」
「誰に?」
「・・・ ご婚約、おめでとうございます」
「・・・ それね」
休憩スペースにある自販機にコインを入れると、彼女が適当に何個かボタンを押した
ゴトンという音とともに出てきた飲み物を手に取って
「あ~、今日はこれになったか・・ ありがと」
飲み物へのお礼なのか、先に言った祝辞へのありがとうなのか
どちらともわからないお礼を言われた
「すごいタイミングでメールしてくるんだもん、びっくりしちゃった」
「・・・・・」
「たまたま、こっちに来る用があったから、だったら直接話そうって思って」
「相変わらず、すごいマイペースですね」
いつも振り回される
「もしかして、新しい彼女でもできたの?」
新しい、って何です?
「いーえ。・・・ でも、持ってるでしょ?返してください」
オレは右手を差し出した
「今、持ってない」
「・・・・・・・・・」
「どこにやったか忘れちゃった。」
「は?」
「だから、返さない。これでいい?」
「ぜんっぜんよくないですけど。」
彼女は最後の一滴を飲み干すと
自販機の傍らにあったゴミ箱へと、空き缶を捨てた
「ごちそうさま。・・ もう行かなくちゃ」
ゴミ箱を見つめたまま?
彼女がそう言った
ふぅ~・・
諦めるか
「・・・ 出てきたら返してくださいね」
彼女の横顔に向かってそう言うと
踵を返し、歩き始める
つもりだった
「嫌よ」
彼女の声が聞こえるまでは
つづく・・・
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皆様、ごきげんようでございます
新しいチャンミンで妄想 『天使の贈り物』 に
たくさんのコメントを寄せていただき、本当にありがとうございました
おにゅうなお話って、どうかな?どうかな?
って気持ちがいっぱいいっぱいになりまして
このまま書いても楽しんでいただけるのかな?
って、コメントを求めてしまいました
ごめんなさい
そして、ありがとうございますっ
たくさんコメントをいただきましたので
このお話は受け入れられた、ということで(♡ >ω< ♡)
書き進めていこうと思います
どうぞよろしくお願いします^^