はっきり言って、楽勝だと思っていた
彼女が、アイツと別れた、と言った2年前のあの日
学生時代からずっと片思いしていた俺に
やっと運がまわってきた、と
心の中でガッツポーズまでしてしまったものだ
これでやっと、彼女とつきあうことができる、って
彼女を幸せにできるのは俺なんだ、って
そもそも、アイツが現れるまで
俺と彼女はいい雰囲気だったんだ
あとは、どんなタイミングでつきあってくれ
と切り出せばいいのか
それだけだと思っていた
なのに・・・
突然現れたアイツが
あっという間に彼女の心を掴んで
気づいたらふたりは付き合いだしていた
もう、驚いたのなんのって
俺は、彼女に、あんな奴、やめとけって言ったんだ
かっこいいのはわかるけど、外国人だぜ?
国境の壁、ってやつがあるだろう、って
それにあんなイケメン、遊ばれて終わりだ、って
だがその頃にはもう
彼女の眼には、アイツしかうつらなくなってしまっていたからさぁ?
俺の言うことなんか聞きゃしない
逆に聞かされるのは
のろけ話ばかり
それでも惚れた弱みなんだよな
俺はいつも、アイツの話を楽しそうにしてくる彼女の隣で
まるで包容力のある男であるかのように
にこにこ笑っていたもんだ
そんな俺が
遂に彼女と付き合うことができるんだ、って
彼女もきっと、俺の良さに気づいてくれるはずだ、って
2年前のあの日
心に信じて疑わなかったものだ
だって・・・
別れたアイツは
母国へと帰国し
それから2年間
彼女に会うことはおろか
ここ日本にやってくることすらできないんだから
ふたりがどこかで偶然に出会ってしまうっていうこともないんだ
どんなに会いたい
あ~~、会いたい
会いたくてたまらない
って思っても
会うことはできない
それは、彼女がアイツを忘れるのに至極じゅうぶんな事象だと思っていた
「いっちゃん、お待たせ」
待ち合わせたファストフード店で
聞きなれた声がふってきた
と思うと、現れた彼女は
俺が座るテーブルの向かい側に入り込んで
身体をずらすようにして座った
「ごめんね、遅くなって。だいぶん待った?」
そういうと、申し訳なさそうにつぶらな瞳を俺に向ける
チクショー、今日も可愛いなっ!!
「いや、別に。ちょっと前、きたとこ」
本当は30分前
「また~。いっちゃん、私に甘いんだからなぁ・・」
わかってるなら、早く来いよ
「何か食べる?」
「ん~、どうしよっかなぁ~」
メニューに視線を馳せながら
細い腕に着けているブレスレットをくるくると回しながら触りだす
それが彼女の癖だ
いつもの
何度も
執拗にそれをなぞるように触り
くるくる・・・
くるくる・・・
いっそ、壊れてしまえばいいのに
壊れてなくなってしまえば・・・
彼女のその癖をみるたび
俺はブレスレットに嫉妬する
パタンッ
彼女がメニューを閉じた
「やめとく。」
「どうして?」
俺の視線は、下から上へと移動していく
なぜなら、彼女が立ち上がったからだ
「早く、マキたちへのプレゼント、選びに行こう?」
軽く食べてから動こうと思っていた俺には
全く想定外の行動だった
今まで、この店で待ち合わせるときには
だいたい、そうだったから・・・
「いいのか?何も食べずに・・。スイーツくらいー」
「ダイエットしてるの」
「・・・・・・・・」
呆れた俺に
そういって、罰が悪そうに舌を出した彼女
「ダイエットってそんな・・ 太ってないだろ?」
「ちょっと太っちゃったの!もういい加減、痩せなきゃ!って思って」
「なんー」
なんで?って聞きかけてやめた
彼女がアイツと別れた、と聞かされたあの日から2年
そう
2年だ
嫌な予感しかしない
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皆さま、こんにちは^^
お久しぶりでございます
なんか、色々、諸々
想像してもらえたらいいな~
なんて思って書きましたm(_ _ )m
私、ずっとここに書けずにいますけど
ユノさんのあのお話
妄想は膨らんでいるので
全く諦める気ないんですけど
大丈夫ですかね?
チャンミンの場合は・・・
色々浮かんじゃって
試してみようかな?みたいな