森島くんとカレカノになってから(あ~、いい響き)
さらに好きが増してる
仕事中、たまに盗み見ると
森島くんのオーラがすごくって目がつぶれそうになる
どんどんどんどんかっこよくなってる
なんで私の彼氏はあんなにかっこいいのっ!!
くぅーーーーっ
って気づくと手、グーにして握りしめてることある
ヤバすぎない?私
っていうか、そんなんで仕事は大丈夫か?って話
今、大事なプロジェクトまかされてるのにっ
はぁ~
こんなんだから残業になってしまうのって
自分の不甲斐なさを呪う
それにひきかえ、森島くんは、今日もきっと定時で帰って行くんだろうな?
私なんかを見てドキドキとかしてるはずもなく・・・
さらっと涼しい顔しちゃってさ~
それもまた、かっこいいんだけど
「森島くん、ちょっといい?」
「何です?」
あ・・・
また、だ
女の子・・・
先週から途切れないんだよね
なんでも?
笹本くんが、森島くんが彼女を作る気になった、って呟いたんだとか・・・
・・・・ もう、彼女、いるんだけどなぁ~
「ここではちょっと・・。あ、仕事が終わるの、待っててもいい?よかったら食事でもしながらー」
ほら
何気に食事、誘われてるしっ
・・・まぁ、私も約束してるわけじゃないから
行っちゃってもしょうがないんだけど・・・
「すみませんが、食事なら彼女ととるので、無理ですけど」
えっ?
「えっ?彼女っ?森島くん・・ 彼女、出来たの?作る気になった、って聞いたんだけどー」
「ええ、だから、作りましたよ?彼女」
「うそ・・ いつ?誰?会社の人?」
「・・・・ あなたに応える義務が?」
この会話には、フロアにいる人たちが皆ざわざわ騒ぎ出した
やっぱり私以外にも、耳をそばだてている人たちがいたんだ?
そりゃそうか
・・っていうか、森島くぅーーーん
彼女、いるって言ってくれるんだ!?
「あの・・ こんなことを言うのもなんだけど、本当にいるんですか?最近のたくさんの告白を断るためにー」
「いますよ。本当に。・・・ オレの方が惚れてるんで」
「ええーーーーーーーーっ!?」
彼女の悲鳴は、社内で大合唱となった
もぉーーーーー・・・
森島くんったら・・・
私を萌え殺す気か!?
キミはっー/////
「で?・・ 話はもういいですか?」
「え?あ・・ はい、いいです・・。お疲れ様でした。」
やっぱ告白だったんだ?
まぁ、わかってたけど・・
それにしても森島くん・・・
彼女いる宣言なんかしちゃって・・・
あ・・・
女避け?
先週からすごかったもんね
にしても、最後の・・
あのセリフはどうかと思うよ
だって私の方が好きなんだもん
「・・・ チーフ? 夏川チーフ?」
「えっ?・・あ、ごめんっ、何?」
呼ばれて突然、我に返る
ごめんなさいっ
「夏川チーフも気になるんですか~?森島くんの彼女」
「ええっ?」
その話題!?
「そりゃ気になりますよね~。会社に入って初めてじゃないです?今まで、前の彼女が忘れられないから、って断ってましたもんね。ってことは、今の彼女が忘れさせてくれたんですね~。しかもすごいですよね、森島くんの方が惚れてるって」
「・・ それはまぁ、いわゆるリップサービスってやつじゃない?そう言っておけば誰もー」
「リップサービス?それってオレが口先だけで、うまいこと言ってるってことですか?夏川チーフ?」
えっ?森島くんっ?
立ち上がってこっち見て
歩いてくる・・・?
「・・・・ 森島くん?」
まさか、こっちの会話に入ってくるなんて・・・
え?
「・・ それは心外ですねぇ~・・・ とぉ~っても」
ひぃーーーーーっ
お・・ 怒ってる?
目の前に立たれて・・・
見下ろす視線が怖いんですけどっ
っていうか
注目っ!!
今、すっごい皆の注目浴びてるよっ?
わかってるっ?
ーー え?なんで?夏川チーフに?
ーー 森島くん、あんなに怒るほど彼女のこと好きってこと?
ほらっ
ざわざわしてるんだって!
「・・ご・・ ごめんなさい、よく知りもしないで憶測でモノを言いました。」
もう~~
怒らないでよ~
森島くん・・・
謝るから許して!
「よく、知りもしないで?・・・ そうですね。この際だから、はっきり言っておきます。オレは、すっごく彼女のことが好きなんで。侮らないでくださいね。オレの気持ち」
ドキッ
それって、何?
公然と・・・//////
「は・・はい。ごめんなさい・・。気をつけます。」
私がそう返事をすると
森島くん、にこ~~って笑って
(え?え?なに?この笑顔っ)
「ありがとうございます。じゃ、これ、今日指示のあった、訂正分です。確認お願いします。」
ポンッと書類が手渡され
「データはさきほど、メールで送っておきましたので、お先に失礼します。」
「あ・・はい、お疲れ様でした・・。」
圧倒・・・
されてしまった・・・
「なぁ~んっか、すごいですね、森島くん」
「えっ?」
「彼女、溺愛、って感じ・・・。 あれって、彼女を優先するんで、残業できませんからね、っていう夏川チーフへの宣戦布告なんでしょうか?」
・・・ 彼女、溺愛??宣戦布告ぅ~?
「あ~、なるほど・・・。そうかもね・・ハハ。びっくりしちゃった・・」
心臓に悪すぎる
「あ、それより夏川チーフ、さっき〇〇商事から、納期を遅らせてもらえないか、って電話がー」
「はぁ?ちょっとそれ、早く言いなさいよっ!小林くんだったっけ?担当窓口。」
「はいっ、すみませんっ」
「わかった、すぐ電話してみるっー・・・ けど、伊東さんはもし遅れた場合のライン、確認してみて」
「はいっ!」
「あ、他の人たちにも手伝ってもらって」
「わかりましたっ」
ああああああ
恋愛脳から切り替えないとっ
・・・・ 邪魔にしたくないっ
この気持ち・・・
だからこそ、仕事で失敗は許されない
パンパンッ
両手で自分の頬をひっぱたき
気持ちを引き締める
私が今まで以上に仕事をきちんとすること
そうじゃないと
この恋を貶めることになってしまいそうで
怖い
社会人になって初めての恋は
あまりにも私を
変えてしまってる気がして
すごく怖い