一ヶ月後
「いったいどういうことだっ!!三木っ!!」
「お呼びでしょうか!?専務」
「お呼びでしょうか?じゃないだろう。一体全体、どうなってるんだ!?」
「・・・・どうかなさいましたか?」
「・・・ おばあさまに呼ばれて、キュリとの婚約の解消を言い渡された」
「はぁ・・」
「なぜだ?あれほどキュリとの婚約、結婚は絶対だと言っていたおばあさまがだぞ?」
「そこは素直に喜ぶところでは?」
「喜ぶ?ボクが?」
「だってそうでしょう?専務・・・。 森崎さんとおつきあいなさっているのでは?」
「おつきあい?ボクが?彼女とっ?はぁ?ありえないっ!!」
何を言ってるんだか・・・
会社でも噂になってるんですよ?
どうしたものかと思ってましたけどね
まぁ、オレは、そろそろ専務のお世話もお役御免のようなので
「だいたい、僕が彼女とつきあうとかないだろう?そもそもアイツは僕のことをー」
「専務。会長のお話はそれだけでしたか?」
「ん?あ、そうだ!近々新しい秘書をよこすとも言ってた!三木、聞いてるか?」
「ええ、もちろん」
「・・・ おまえ、何か知ってるな?」
「新しい秘書のことですか?当然ですよ、色々と引継ぎがございますからね」
「引継ぎ?・・・なぜだ?三木、おまえ・・ 僕の秘書を辞めると言うのか?」
「どうやらそういうことになりそうで・・・」
「はぁ?何を言ってる!お前は死ぬまで僕に仕えると約束しただろう!!あれは嘘だったのか!?おまえの祖父に誓ったんじゃないのかっー」
「それが、死ぬまでお仕えする相手が・・・・ もっと大切な方に代わってしまいまして。申し訳ございません」
「も、申し訳ないって・・ そんな簡単にっ・・・ 誰だっ!?それはっ!僕より大切な方って誰なんだっ!?納得のいく相手じゃなかったら僕は断固、許さー」
「キュリ様ですよ」
「・・・・は?」
(はい、二度目の登場)
「今・・・ なんと言った? キュリ・・ だと?」
「ええ、キュリ、と申しましたが?」
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「ねぇ、もういい加減に機嫌直したらどうですか?専務」
「だって・・・ ふんっ・・ 三木のやつ、僕に黙ってキュリと・・・なんて・・・」
(これ、懐かしいよね~、可愛かったなぁ~。もうすっかり大人な感じだけど、たまに可愛いよね)
「へぇ~ そんなにキュリお嬢様がよかったんだ?」
「そんなこと言ってないだろう?ルナ。僕は、三木が、僕に内緒で、いつの間にかっていうのがー」
「はいはい、いいじゃないですか!もう、専務の秘書でもないんでしょう?」
「それが一番悲しいんですよっ!!」
そう言うと、僕はルナがいるベッドにダイブして飛び込んだ
(僕のベッドなので、大きくて丈夫ですwww)
飛び込んだついでに
ルナを抱き寄せた
きゃっ、て漏れるルナの声が可愛いから許しましょう
「三木は・・・ 僕が死ぬまで一緒にいてくれるって誓ってくれてたのに・・・・」
「じゃあ、かわりに私がいてあげましょうか?」
「ルナが?・・・・ うう~ん・・・ ルナに僕の秘書は無理だと思うなぁ~」
「誰が秘書だって言いましたか!」
「じゃあ、なに?」
「さぁ? なんでしょう?」
「うう~~ん・・・・」
ぐりぐりっとボクの腕の中で動くルナが可愛い
どうしようか
最近、この人が可愛くてたまらない
ずっとボクのそばに置いておきたいくらい
そう
閉じ込めてしまいたいほどに
こういうの、なんていうのかなぁ?
「ねぇ、専務?」
「ルナ、いい加減、僕のこと、名前で呼んでくれない?専務って呼ばれるたびに何だか仕事をしているときみたいでー」
「だって、専務は専務ですよ?」
「・・・・・・・ 意地悪だな、ルナも。あ~あ、僕ってかわいそう」
「ええーー?御曹司なのに?」
「御曹司でもかわいそうなんです」
「じゃあ、私が慰めてあげましょうか?」
「どうやって?」
「どうやって慰めてあげましょうかねぇ~・・・」
「いいよ、とりあえず・・・ 今はもう少しこのままで」
「このままで?」
「うん・・ ルナといると落ち着く・・・」
ガバッー
突然、僕の腕の中から
ルナが起き上がった
「うおっ?なっ?」
「落ち着くって・・・ ドキドキしないんですかっ!?だったらもう、私がいる意味、なくないですかっ!?」
あぁ~・・・
ルナまでそんな・・・・
僕はルナを引き寄せると
ベッドに押し倒し
組み敷いた
「だったら、ドキドキすること・・・・ しますか?」
「まぁ、嫌っていってもしますけど?」
「・・・・・・・・・」
「知ってます?僕はもう・・ キミとしかこういうことしたくならない」
「・・・・・・・・・」
「キミまで僕のそばからいなくなることは許さない」
「さっき・・・ ずっと一緒にいるって言いましたよ?」
「・・・ 誓える?」
うんうん、ってボクの下で何度もうなずくルナの瞳は
とてもキラキラ光ってる
それって・・・
涙?
「専務こそ・・・ 私をずっとそばに置いてくれるんですか?」
「あぁ、約束する」
「・・・・ 愛人とか、嫌ですよ?前に三木さんから聞いたことあるんです。専務は愛人を作るぞ、って・・」
「あの頃の僕はどうかしてたんだ。・・・・ 君に出会ってなかったから」
「ふふっ・・ なんか、今日の専務、すっごいロマンチックですね・・」
「君こそ・・。瞳がとてもセクシーで、僕を誘ってる・・・」
「誘われてくれますか?・・・・ チャンミン・・・」
「あぁ・・ やばいな、ここでそんな・・・ 今、呼ぶ?」
僕はルナの中へと 誘われていく
今夜は月明かりが・・・
とても綺麗だ



