世界体操2011を見てました。
男子はまたしても中国の壁を超えることができず、惜しくも銀メダルに終わりました。

フジテレビの中継を観てて少し残念に思いました。
内村航平というヒーロー、田中理恵というヒロインがいて、体操人気を高めるには最高のタイミングでの日本開催なのに…。
と言うのも、やっぱりルールがわからん。
D難度、E難度といった点数の基準まで理解するのはなかなか難しいし、そこまで視聴者は求めてないとは思うけど、もう少しTV画面に点数が表示されていてもいいのではないのか?

これでメダルの行方が決まる、最後の最後、内村の鉄棒の演技の前に、あと何点が必要なのかは表示してほしかった。

選手たちには明日からの種目別・個人でのメダルを期待します。
たとえFIFAランクが124位の「格下」相手だとしても、8得点の快勝劇は本当に気持ちがよかったです。

何より嬉しかったのは、2010年10月から約1年間、代表に召集されていなかった中村憲剛の活躍。

本田圭佑の怪我によって噴出した「トップ下に誰を置くか」という課題のひとつの答えを見出せたような気がします。

スペースを見つける能力に長けていて、そこに走り込む、もしくはパスを送る事を90分間絶え間なく続けられる。
本田とは一味違う「司令塔像」を見せてくれました。

前半は香川と長友とのトライアングルを形成して、左サイドから何度もチャンスを作っていました。
香川の1点目のスルーパス、岡崎の2得点目のクロスは、本当に見事なアシストだったと思います。


長友の憲剛に対するコメント
「引いた相手をパスで広げた上で、バイタルエリアをうまく使えたことは良かった。そういうサッカーを狙っていく中で、憲剛さんは素晴らしい選手だと思った」

香川の憲剛に対するコメント
「やっぱり憲剛さんがいるのがデカい。信じて動けばパスが出てくるし、ああいうパサーがいると僕たちが生きる。憲剛さんがほとんどの得点に絡んでいることがそれを証明していると思います」



プレー以外にも、前回のアジア予選を戦っている選手として彼の経験がチームにもたらすものは大きいはず。
元スポーツライターで現在は新聞社勤務の原島由美子さんという方とお話させていただきました。

同じ業界を目指す者として、僕自身の将来の相談に乗っていただきました。
ジェフ千葉時代のオシム監督の番記者をしていた方で、その時の話なんかも色々聞けました。
やはりスポーツを伝える世界は素敵ですね。


原島由美子さんの著書

オシムがまだ語っていないこと (朝日新書49)/原島 由美子

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もはや秋の風物詩とも言える「イチロー、○○年連続200本安打達成」のニュースがないのは寂しいですね。

オリックス時代の94年から続けていた打率3割も途切れましたね。


今シーズンの成績が一時的なスランプなのか、それとも年齢からくる不可避の衰えなのかという議論がなされているようですが、もしも来シーズン平然と200本安打を打ったとしたら、「連続」での達成よりもしかするとインパクトあるかも、なんて思っています。


以下、今季最終戦後のイチローのインタビューの抜粋です。


今の率直な気持ちは。

 なぜか晴れやかですね。


これまでにない苦しいシーズンだったが。

 苦しい時期がありましたね、2カ月ぐらい、途中で。しんどかったですよ。


晴れやかな気持ちになったのはなぜ。

 200安打に一応、区切りがついた。続けることに対して。ようやく続けることに追われることがなくなったので、ちょっとほっとしていますね。


今年は自分で思うようにコントロールできない部分があったか。

 今年はいろいろできる年だったので。去年で一応10年になって、区切りのところまでは来たので、いろいろできた年だった。実際やったし。これ、よくあることなんですけれども、4月に結果が出ることの難しさですよね。その判断が今年もすごく難しかったし、誤った判断であったことは言えるでしょうね。それが5、6月に出てますからね。4月の難しさっていうのは、毎年難しいですけれど、結果が出ることでかえって難しくなることがあるということですね。


結果が出ないことで雑音も耳に入ったと思うが。

 それは僕の耳には、ほとんど入っていない。ただ空気がそうだなと感じる。それだけ。


今年の不調の感覚は初めて味わうものだったか。

 長かったね。5月、6月って言うのが。やっぱり2カ月あるとしんどいわね。長くても1カ月(まででないと)。長い期間まとめて(不調が)来るのは影響するよね。


過去にない不調の時期を支えたものは。

 元気な体じゃないですか。体は元気だった、ずっと。折れた心も体で支えていた。


200安打が途切れて寂しさを感じるか。

 結構難しいんですよね、200本って。特別なんですよ。今までずっとやってきて、寂しさが来るかなと思ってたんですけど、そんな感じじゃない。動揺する感じでもない。それはたぶん難しいと感じて、ぎりぎりのところでやってきた自負があるからでしょうね。(今まで)余裕を持ってできたのは実質3回ぐらい。今年で止まってもいい、でも今年はやりたい、近づいて来るとそういう感覚でずっとやってきたので、寂しいという感じでもない。


今年は数字を意識しなかったということか。

 不思議なもので、できないという雰囲気が出てくると、やりたくなってくる。やりたい気持ちは、途中であった。始まる時のベースとしては、結構、気楽な気持ちだった。そういうスタンスだと、意外にできちゃうというのがよくあるストーリーなんだけど、今年はそうじゃなかった。去年やっておいてよかったよね。10年200安打の2桁に乗せたのは、やっぱりよかった。(不調が)去年でなくてよかった。


打率3割も初めて途切れたが。

 それはどうでもいいです。特別な感情はないですね。


 (シアトル時事)

以前ベルギーリーグで、リールセの日本代表GK川島に対して相手サポーターが「カワシマ!フクシマ!」と東日本大震災に関連付けて野次ったのも記憶に新しいですが…。


これは27日に韓国・全州で行われたACL(アジアチャンピオンズリーグ)準々決勝、全北現代(韓国) VS セレッソ大阪(日本)にて、全北サポーターが掲げた横断幕。

これはアウト。絶対ダメです。これは許されない。


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全北側はセレッソ大阪に謝罪文を送ったそうです。

セレッソ・藤田信良社長は「心ない人はどこにでもいるし、全ての全北サポーターがそうではない。ただ、国のことを言われれば、われわれとしては抗議しなくてはいけない」とコメントしています。

既にセレッソ大阪は、AFC(アジアサッカー連盟)に抗議文を提出していて、今後の処分はAFCに一任するそうですが、サポーター活動の意義を見直すという意味で厳正なる処分を期待したいものです。

『すぽると!』のMONDAY FOOTBALLで新企画が始りました。

解説・風間八宏氏が、現在のサッカー界で巻き起こる問題に答えを出すという『The ANSWER』。


以下まとめ。

第1回となる今夜は、今プレミアリーグで最もホットな話題、「F・トーレスはなぜゴールを奪えなくなったのか」。

この難題をこう呼ぼう。

「TORRES PUZZLE」

この「○○ PUZZLE」というネーミング、実はある選手をルーツとしている。
それは94~97の3シーズンに渡ってプレミアリーグ得点王に輝いた稀代の名FW、アラン・シアラー。

その全盛期、イングランド代表のエースとして臨んだ96EURO予選で彼は深刻なゴール欠乏症に陥り、当時の人々は「なぜシアラーは代表ではゴールできないのか」というこの問題を、「SHEARER PUZZLE」と名付けた。

リバプールでは欧州最強のFWとも呼ばれるまでの実績を積み上げ、鳴り物入りでチェルシーに加入したトーレス。大きな期待の中で点を獲れずに苦しむ姿は、当時のシアラーと確かに重なる。


ここで風間氏が難問「TORRES PUZZLE」の解き方を明かす。

風間氏は「すべてを兼ねそろえたFWはいないと思いますが…」と前置きしたうえで、「FWの条件」を4つ挙げた。


①起点となれるFW

②スペースを作れるFW

③スペースを突くFW

④マークを外せるFW

このうちトーレスは、③のスペースを突くタイプ。そしてこの要素に関しては抜群な選手である。

しかし今起きている問題は、所属しているのがチェルシーという超強豪クラブだということ。

当然相手は守りを固めるため、ゴール前に生かせるスペースは少なくなり、③の武器は影を潜めてしまう。


つまり今のトーレスに必要なのは、③以外の動きを身に付ける事である。新たな条件を兼ねそろえたとき、「TORRES PUZZLE」は解けるだろう。

終わり


うん、なかなかおもしろいぞ、『The ANSWER』。

個人的にはかなり風間八宏信者なので、サッカー観はかなりインスパイアされていると思います。

とりあえず来週も楽しみです。

巨人が今季獲得したフィールズ。昨日の阪神戦で3打点の活躍。先日やっと出た来日1号から好調をキープしてますが、ここまで本当に長かった。やっと助っ人外国人らしく見えてきました。


以下は今朝スポーツ報知の記事です。



「フィールズ変身、3打点」


満塁で2打点

甲子園、阪神戦。得点機でバッターはフィールズ…。どうしてもあの場面がよみがえってしまう。来日初スタメンだった7月12日だ。1点を追う9回2死二、三塁一打逆転のチャンスに、藤川の剛速球の前に一度もスイングすることなく3球三振でゲームセット。「バットくらい振れよ」とファンの思った打席だった。


全く打てなかった助っ人が2軍調整を経て、別人になって戻ってきた。「前の甲子園ではドキドキしてたけど、今日は打つ自信があった」。4回1死満塁で能見から「狙っていた」というチェンジアップをすくい上げ、中前に2点打を放った。8回1死一、三塁ではバットの先で中前へポトリと落ちる適時打。原監督も「非常にいい打撃をしてくれています」と評価する3打点の活躍だった。


前回の甲子園3連戦で12打数1安打6三振、今期の阪神戦でも19打数2安打11三振だった。それが先発出場した最近4試合で14打数6安打、打率.429。2HR、7打点と大変身。一体、何が変わったのか。


藤川の見逃し三振について、岡崎ヘッドコーチは「あれじゃ打てるわけない。直球が目の前を通過した時にタイミングを取っていた。当たれば飛ぶのに、当たりもしなかった」と言い切った。しかし、現在の状態については「遅かったタイミングの取り方が変わった。だいぶ指導を早くした」。ポイントが前になり、ミートする確率が上がった。そこが好調の要因の一つと見ている。


指揮官も評価

ただ、まだ課題は残る。岡崎ヘッドは付け加えた。「あともう少しタイミングが早くなってほしい。変化球の対応はできるようになったけど、直球にはまだまだ」。18日の中日戦(東京D)で放った今季初アーチもチェンジアップだった。20日のヤクルト戦(同)での2号は直球に差し込まれながら、パワーで右翼席へ運んだ。続く打席のフェンス直撃の左中間二塁打やこの日の2点適時打は沈むチェンジアップ。ストレートを弾き返す会心の長打はまだ出ていない。


藤川のような直球を完璧に打った時こそ、フィールズの本当の力が発揮された時。そして、あの苦い記憶も払拭されるだろう。


―9月24日(土)スポーツ報知2面(プロ野球)―


秘めたるポテンシャルはこんなものじゃないようですし、このなものでは不振を極めた7月の罪滅ぼしにもまだまだ足らないので、更なる変身を期待しましょう。

セリエA第4節、ノバーラ VS インテルで7年ぶりの日本人対決が実現。


7年…、2004年に柳沢(メッシーナ)と中田(フィオレンティーナ)が戦った以来だとか。

なんか意外…。でも確かに一時期海外移籍といえばイタリアでしたが、中村俊輔がスコットランドに移籍し、中田英寿も最後のキャリアに選んだのは英国。

そして数年がたち、長谷部を筆頭にドイツ・ブンデスリーガこそが「海外組」の主戦場になりました。


この日本人対決、ネームバリューでは今季のセリエAで最も格差があるともいえる両チームでしたが、なんとノバーラがインテルに3‐1という大金星。結果的にインテル監督、ガスペッリーニの解任の決定打となりました。


森本が試合後流暢なイタリア語でコメントしています。


Abbiamo corso Abbiamo Fatto molt bene.

「僕たちはよく走ったしとてもいいプレーをした」


Noi siamo molt contenti di questo risultato.

「インテルに勝てたことを、とてもうれしく思っています」


開幕戦こそ途中出場でしたが、その後は先発出場し、攻撃の起点として活躍を続けています。

あとは得点を量産する姿を見たいですね。

3ゴール2アシストのメッシ。

むしろその得点は少なく感じてしまう。

「バルサが8得点の快勝!」と聞けば、その大半がメッシの得点だろうと思う人は多いはずだ。

その点数にもメッシにも、今さら驚く必要はない。


この試合で特筆すべきは、やはりセスク・ファブレガスだ。

先のミラン戦でイニエスタが怪我を負ったため、その復帰に要するであろう4週間、バルサの心臓部を担うこととなった。セスクのバルセロナへの移籍が決まったのは、まだほんの一月前のことである。

バルセロナのカンテラ(下部組織)出身だからといって、現代サッカー最高の芸術であるあの中盤にこうも簡単にフィットできるものなのか。

16歳で海を渡り、ロンドンで8シーズン。リーガ・エスパニョーラとイングランド・プレミアリーグのサッカーは全く違う。バルセロナとアーセナルのサッカーももちろん違う。「どれだけ早くリーガに馴染めるか」を問う声も多かった。

答えは出た。その体に流れる血に疑いの余地なく、33億円の大型補強においてわずかに燻っていた不安を一蹴してみせた。

こうなればあとはどんな「違い」を見せてくれるのか。ただただ楽しみである。

優勝争い&CS進出を懸けた戦いで盛り上がるプロ野球。しかし10月にはテレビ地上波放送もほぼゼロになる上、ラジオは各局とも編成の関係もあり、10月2日の中継を最後に閉幕するようです。

野球評論家・江本孟紀氏は、この状況を残念に思い、それならスポーツ専用ラジオ局を作ってはどうかと意見しています。


「スマートフォンがあれば映像は見られなくてもラジオを聞きながら試合経過を見れる」「もし専門局ができたら、NPB(日本プロ野球機構)がスポンサーに入り、その局を守ると同時に、野球文化を守っていけばいい」という見解はなかなか鋭いかも!