依存症にはアルコールや薬物依存、摂食障害などの物質依存と、ギャンブルや買い物などの行為に依存するプロセス依存に分かれます。
ギャンブル依存症は、普段よりその名を耳にする前までは、「病的ギャンブリング」「衝動性制圧障害」とも呼ばれ、後者は自制心の欠陥によるものであると思われていました。
「借金」と「嘘」のイメージが強いギャンブル依存症ですが、一体どんなギャンプルタイプが一番引き起こしやすいと言えるのでしょうか?
オンラインギャンブル・オンラインカジノのゲームとは?
オンラインカジノといえば、 ビデオスロット、ビデオカードゲーム、ライブカジノ と大きく3つに分けることができますが、最近では麻雀などの日本国民的ゲームを取り扱っているオンラインカジノも存在します。
麻雀
庶民のギャンブルといったイメージが強いのが麻雀。
麻雀でかけたからといって、悪いイメージを持つ人はほとんどいないくらい庶民のゲームとして昔から遊ばれていたゲーム。
麻雀屋が店舗を構えているように、麻雀で遊ぶこと自体は法律に違反しているわけでも、悪いことでもないのです。
庶民の遊びという気軽な気持ちで始めることができるように、またギャンブルとしての麻雀も気軽に手を伸ばしやすいといえ、オンラインカジノにおいての麻雀も配信当初より人気。
世界中にプレーヤーを持つオンラインカジノですから、まだ麻雀をプレイしたことのない世界中のプレーヤーが胸を躍らせながら麻雀をオンラインカジノで練習しているようです。
麻雀においては、オンラインカジノのみでなく、オンラインギャンブルサイトにおいても常連ゲームですので、ギャンブル依存症の症状を持つ人数を数字のみで挙げれば、とても多くの人が麻雀によってギャンブル依存症にかかっているといえます。
昭和の映画で時折見かけるように、麻雀もまたギャンブル依存症を排出してしまうギャンブルなのです。
公営競走
公営競走とは、競馬・競輪・競艇・宝くじもこれに当たります。
宝くじのナンバーズはオンラインカジノでも配信されているように、国を問わず人気があるゲームの1つ。
競馬・競輪・競艇の競技もオンラインで券売されていることからオンラインギャンブルとして括られていますが、オンラインカジノでもブックメーカーにおいてこれらの競技にベットすることが可能です。
パチンコ
パチンコはもうパチンコ屋だけのものではなくなってきており、パチンコオンラインギャンブルなどをはじめとし、オンラインカジノのスロットにおいてもパチスロを意識したものが増えてきています。玉を弾いて景品を手にするパチンコも、オンラインギャンブルでプレイが可能。
パチンコもまた、ギャンブル依存になりやすい賭け事として有名で、パチンコとパチスロは異なるゲームですが、同じパチンコ店にあることから一つのカテゴリーとして整理されています。
ビデオカードゲーム
ビデオポーカー・ビデオブラックジャック を含むビデオカードゲームも、ゲームの練習として頻繁にオンラインカジノサイトでプレイされる人が多いゲーム。
手軽なことから年齢を選ばないことから、年配の人が趣味で娯楽として楽しんでいることでも知られています。
お年寄りのゲームは、脳が活性化され良いとされている上、高齢者であればあるほど知識もありますので、依存症にはなりにくいのですが、定年齢層においてはそうではないようです。
ライブオンラインカジノ
ライブカジノは白熱するカジノゲームとして知られています。
それもそのはずで、本場ランドベースカジノ から生中継でディーラーと勝負ができるわけですから、まだランドベースカジノが至る所に建設されていない日本の国民にとっては魅力的なゲーム方法。
ライブカジノにおいては、好きなときに席を立ちやすいことで、ランドベースカジノに比べると自制がききやすい環境と言われていますが、ギャンブル依存症は自制心の問題となりますのでライブカジノであるから大丈夫とは言い難いのです。
ランドベースカジノ
本場カジノ。一度旅行に行って満喫できたということで、再び足を運び入れることが多い場所です。そして、賭け事の中でも現金で配当が直接手に入るわけですから、一度大きな金額を手にしてしまうとやめられないのが本場のカジノ遊び。
以前に私達のよく知っているニュースがあったように、泥沼にハマってとんでもない金額の借金をしてしまう大きな落とし穴があるのが、この現金を即座に手にすることができるランドベースカジノであるといえます。
その他のギャンブルゲーム
前述で宝くじもギャンブルに値すると述べましたが、お誕生日会や結婚式などで行われるビンゴもギャンブルゲームの1つ。
金品をかけなければギャンブルゲームとして成り立たないのですが、ビンゴにも必ずといって良いほど景品を目指して行うゲームとなりますので、これもギャンブルになるわけです。
オンラインカジノサイトでもビンゴゲームは簡単に楽しめるゲームとして人気。とはいえ、ビンゴは高額配当が出るようなゲームではありませんので、ギャンブル依存症に一番なりにくいギャンブルゲームであるともいえます。
これは、高額当選が不可能であるためのみでなく、自分で考えて選んで行うゲームではなく、運任せの受け身のゲームですから、一般的に「他人が決めることに大金を払わない」人が多いのも理由。
ギャンブル依存になりやすいゲームランキング
攻略法などを巧みに使い分けて自身で行うゲームや、書店などで攻略本などが販売されているゲームが、ギャンブル依存症になりやすいゲームとして上位にランキング。参加すれば参加するほどやめられなくなってしまうのが、このタイプのギャンブルと思われます。
1位 ビデオポーカー
2位 パチンコとパチスロ
3位 スロットマシン
4位 バカラ
5位 公営競走
6位 ナンバーズ
7位 ブラックジャック
8位 クラップス
9位 麻雀
このようになっています。
ビデオポーカーは映画などを試聴した後に、「やってみたい!」と思い始める若年層がギャンブル依存症にハマりやすい傾向に。
また、頭脳を使用してするゲームでありながら、相手と対面式でないことが陥りやすい理由とされています。
2位にランキングされたのは、至る所に見かけるパチンコ店で提供されているパチンコとパチスロ。人生の中で、一回はパチンコ店内に一度は足を運び入れた人も多いのでは?
待ち合わせ場所としても利用されやすいパチンコ店ですが、一度フィーバーしてしまうとなかなか手を止められないといのが本音ではないでしょうか?
パチンコ店内では、玉が入った箱が積み上げられ、台が光り輝いているのを目にします。これを見てまだ成立していない人々は刺激を受け、金銭をどんどん投入してしまうといったところでしょうか。
こちらも若年層によるギャンブル依存症、そして、生活費を稼ごうとやってきたのが最後となってしまうパターンが多いようです。
3位スロットマシン
これはパチスロではなく、オンラインカジノやランドベースカジノで見られるスロットゲームのことを指します。
何故だかおわかりでしょうか?
最近のカジノスロットは、手動でプレイしなくても良いものが多く、オートマチックにリールを回し続けられることから、気がついたらどんどん軍資金が減っていたということをよく耳にします。
高額当選を狙って遊ぶ、ジャックポット機種のワイド型などは「もしかしたら明日人生が変わっているかも?」と期待を胸に抱いてプレーをしている人がほとんどですので、それなりに投入金額も多くなってきます。
4位から9位も同じように、高額当選に期待をかけすぎたり、生活費目的で投資してみたり、遊びのつもりが泥沼にハマってしまったりなど、どのゲームにおいてもギャンブル依存症への入り口の形は似ているようです。
まとめ
オンラインギャンブルまたは、オンラインカジノだから依存症になりやすとは、一概にはいえないようです。確かに寛ぎながらゲームをプレイできるオンラインであるからこそ自制心の欠陥が引き金となってしまうことが多いようですが、他人がゲームに買っているのを目の前にして、引くに引けなくなってしまう、パチンコやパチスロ、そして公営競技もまた自制心の欠陥からギャンブル依存症に陥りやすいゲームです。
ギャンブル依存症は自制心との戦いになりますので、できるだけ自己管理ができる環境でゲームを楽しむように心がけてください。
オンラインギャンブルやオンラインカジノが簡単に依存症になりやすいと言われているのは、他者の目を気にしなくて良いことからなのです。