彼が最初にはなった一言で私は救われた気がした。
ーその数分前
居酒屋に着く前に彼から一通メッセージが来ていた。
「紙とペンだけもってきてください。」
私は、「なんだろう?」
と思いながらも、コンビニで紙とペンを買って居酒屋に向かったのである。
彼は若干20歳にして、会社を経営してると言う。
名刺も貰った。
こんな年下なのに、喋らずしてもわかる格の違い。
ここまで劣等感を感じたのははじめてでした。
その時私はあることに気づいた。
仕事帰りだと言う彼は、
パキッとしたスーツに、高そうな先の尖った革靴を履いていた。
しかし、彼はカバンをもっていなかった。
私は質問をした。
「お仕事帰りなのにカバンをもたないんですね?」
突然彼は笑いだした。
「工藤さん。なにも、カバンがなくても働けますよ!スマホと、紙とペン。これだけあれば充分です。」
本当にそんな人がいるんだ。
脱帽でした。
突然質問された。
「工藤さん!ビジネスに必要なものって何かわかりますか?」
工藤 誠