弾丸大阪入りをしてきました。
以下の飛行機では、こんなに素敵な形状の雲に出会え
その立体感や奥行きなど楽しみました。
不安も和らぐ癒しの雲です。
帰りの羽田行き飛行機では、
沈む夕日と空の色の移り変わりを見て、心静めて。
また次に来るときにも、
親の姿が変わらないことを心から祈りつつ。
この度、大阪入りした理由は、
親の主治医と医学生の我が子と会話してもらい、
治療中の本人を含まず、私も状況を探るのが目的。
医師が信頼できるかの確認も兼ねて、
医療に携わる者同士で話してもらいたかったのです。
まず、ある程度のレベルの医学生だと
医師の様子を細かく判断してくれます。
我が子は医学に熱心なので、
やる気ある先生ならば、感心してくださり、
よく話してくださいます。
そんな会話の中で、探っています。
今回の弾丸大阪は日曜日発、月曜日帰宅でしたが、
月曜日は当然、肢体不自由の末っ子は登校日。
バリアフリーではない高校のため、
介助員さんと毎朝8時半に昇降口に待ち合わせ。
いつも介助員さんと合流したあとは、
階段昇降機で階段を上がり、教室へ向かいます。
おかげさまで遅刻はゼロですが
申し訳ないため、お待たせしたくありません。
(でも40分になってしまうこともありますが)
また、道路から門を入り昇降口までには、
柵のない危険な坂があり、端を走りすぎると
高さ数メートルのところから落ちる可能性も
さらに昇降口付近には、蓋のない雨水溝もあり、
もしその溝にはまると、当然横転して頭から転びます
中枢性視力障害がなければなぁ…。。。。
ただの足が弱いだけの子だと、まだよかった…。。
もし、目が見える、ただの車椅子の子供ならば、
登校時に介助なしの、普通のタクシーが使えるのに…。
1人で移動できるのに…。
もちろん、お優しい県立一般高校の先生方のご厚意で、
これまで何度も助けていただきましたが、
本来、先生方のお仕事ではなく、、
当たり前のようにお願いはしたくない、私の想い。
要望が多い障害児の親、というブログも見るので、
先生には不必要なご負担をかけたくない…。
なるべくこちらで解決したいのですが…。
横浜市では、そうもいかない事情が判明しました。
それは、
肢体不自由の「男子」の、登下校の支援が見つからない
ということ。
息子は、「県立一般高校の生徒」のため、
横浜市基準の、
「特別支援学校の生徒」ではないため、
まず、ヘルパーの「通学支援」は受けられません。
だったら「移動支援」でいいのでは?と思うと、
これも、横浜市の担当課から、
「支援の対象外で不可能です」と、却下されました。
同じ身体障害者手帳の一級を持っていても、
特別支援学校の生徒ではないため、
通学のための移動にヘルパーがつかえません。
すると選択肢は、
「横浜市支給のタクシー券を利用した通学」か、
「ガイドボランティアを利用した通学」か、
になります。
小さい頃は定年後の女性が担ってくれましたが、
今や体重50キロ、車椅子が30キロ、
定年後の女性のボランティアさんではできません。
車椅子の乗ることができるタクシー事業所が激減、
ヘルパーが見つからない、
ガイドボランティアが見つからない。。
今回、何件も電話して…タクシーを利用してみました。
朝の登校は、道路から入る必要があり危険を伴うため、介助付きの介護タクシーを利用。
車で15分の距離が、5100円。
タクシー券は一枚500円、
横浜市基準で、一回乗車の使用上限枚数は7枚のため、
3500円を引いた差額1600円は自己負担でした。
帰りはたまプラーザエリアでお馴染みの
皆さんが利用している、一般のタクシー会社。
そちらのUD車を指定しまして、
配車料500円、車椅子介助料500円、
それに運賃で、合計3800円、
タクシー券を7枚利用し、現金300円を支払いました。
毎日の通学にヘルパーが使えない、
普通の学校に通う、肢体不自由児。
なぜ、特別支援学校の生徒であれば、
ほとんど全部が無料なのに、
通学支援でヘルパーも月30時間使えて、
通学バスも使えて、至れり尽くせりなのに、、
そこで学びが得られなかったから、
やめざるを得なかった一般校の肢体不自由児は、
支援が得られないのでしょう。
横浜市の健康福祉局、障害自立支援課に電話して
お話ししました。
市民税県民税で数百万払っているのに、
なぜ、我が子に何の支援も得られないのか、
あまりに不公平ではありませんか、と。
今後は身体障害者手帳の等級で判断するよう、
変更を望む、と。
また、比較的安く使えていた、
横浜市青葉区内の福祉有償運送の事業所さんが、
全て撤退していました。
その理由は、
横浜市の単価が安く、車両を維持できないから。
車で移動している時間は、支援の補助対象外で、
乗降にかかる時間のみ請求できるそうです。
なので、片道40分運転しても、115単位のみ、
事業所が横浜市から得るのは1150円のみ。
だから、肢体不自由の人が乗り込める車を維持できず
撤退しました。とのこと。
知的障害のみ対応しています、と。
横浜市青葉区の車椅子のかたは、
どんどん移動が困難になります。
親が連れて行けなくなってしまう日に、
こんなに苦労をするんだ、と、
横浜市には絶望感しかなくて、
益々、夫の「おれは東京都に引っ越そうといっただろ」
という意見が、切なく心に刺さる私でした。
でも!
この事態を変えるには、
私が福祉有償運送をしたらいいのでは?と。
今、調べています。
ほかにも、同じ高校のヘルパー所持生徒くんが
支援を申し出てくれていて、
「高校生」という問題を解決するために模索中…。
肢体不自由で、一般校に通う方がほとんどいない現状。
だから、この問題は闇に葬られている…。
でも、こんな不公平はいけないと思います。
同じように、一般校に通う肢体不自由児さん、
いらっしゃったらぜひ意見交換したいものです。
親の病の治癒を願いながら、
この問題も改善するために頑張ります!