個別支援学級を9年間毎日付き添い、見てきました。
また、学習発表会や、横のつながりを通して、
他校の個別級の教育の差を見てきました。
言えること。
「個別級は一般級と比較し学習量が極端に少ない」
→知的障害のせいだけで学習が遅れるのではない
「担当する教諭により、教科学習すら望めない」
→障害だから無理と決めつける教師多数。
「下に合わせたレベルになると、軽い子にはつらい」
→このせいでグレーゾーンの子の学習が遅れ、
居心地が悪くて不登校につながる
「集団教育を本人が望まないレベルの、
知的に重い子が教室から脱走すると、軽い子は教室で自習になる」
→教室に放置される、知的に軽い子たち
「サボりたい教師が個別級担当になると、
子供が少し気づきにくいのをいいことに、
授業中にスマホで家族と会話したり、
授業中なのに職員室に戻り、休憩する教師もいる」
→教師の墓場とも表現されます。
ただ、新任のやる気に満ちた先生が配属されるため、ベテランの指導力ある先生がいると、コラボして最強になることも!
「主任によって個別級の指導は変わる」
→やる気あるベテラン先生が再雇用でいても、主任には従うしかなく、ベテラン先生は辛いそうです。
頻度が高いことをさっとあげても、
共通して、「教育の質の悪さ」がわかるかと。
障害に合わせた教育を提供してほしいものですが、
この子達ってそんなできないよね、という目で見られ、
伸ばすことすら断念されてしまい、
障害ゆえの学力の遅れというより、
教わってないものは知るわけないでしょ、と、
私としては感じています。
多くの個別級は学習の機会が圧倒的に少なく、
軽い子が一般級に行きたいのはそのため。
なので、軽い子は個別級に在籍しつつ、
一般級へ全交流のほうがいいと思います。
その場合、年度はじめは教室の後ろなど、
保護者の見守りはあった方がいいです。
個別級、一般級、どっちがいいか。
悩む方も多いかと思いますが、
個別級在籍、一般級へ全交流、
と言うことが可能ですので
スタートから遅れないよう、ぜひご検討くださいね。