先週、9年間の義務教育が終わりました。
涙なしには見られない、人生最後の、、
車椅子の我が子が、嬉しそうに皆と歌う姿でした。
特別支援学校では、合唱はありません。
ちなみに我が子はうまく美しく歌えません。
なんなら幼稚園児のように、力んで歌います。
上手くないのに、みんなの素敵な声で、
かき消される、我が子のダミ声。
ごめんなさい。。
小学一年生から知る同級生の子供たちもいて、
太く逞しくなった声の男の子たち、
女性らしく透き通った声の女の子たち。
男女の合唱はこれまた男子校女子校のそれと少し違い、
いいものですね
もうないのか…、
この練習した成果を出せる教育環境は、
今後一切ないのか…、と思うと…
涙しかありませんでした。
卒業式練習はほぼ毎日行われ、
合唱や入場、卒業証書授与、
1人で動いて、1人で戻る、
しかも広くない通路…。
先生方も、最後は特にご尽力くださり、
私は後ろに立たなくて良いのかとハラハラしましたが、
私の心配が杞憂に終わり、感動しました。
皆さん着席していても、私は万が一のサポートのために
後方に立ったりしていまして、悪目立ち。。
式典中どなたかにぶつかってもいけませんので…
そんな私に、
「お母さんは僕を信用していない」と、
もしかすると息子は感じたのかもしれません。
(この後イライラしていたので)
9年間は大変でしたけれど、
みんなが当たり前に受ける教育を間近に経験し、
(全てに参加できたかは別として)
地域の皆と共に、地域の子供として生きられたので、
大きな成長ができましたし、
「障害があっても共に生きる」こと、
「障害への哀れさや同情ではない、本当の理解」を
得られたものと思います。
地域の皆さん、目立つ車椅子生徒をご存知でいてくださるので…。
何か恩返しがしたい思いや、
みんなの輝く未来を応援したくて、
「困ったらいつでもピンポンしてね〜」と、
声をかけていた私でした。
(かつて「ママと喧嘩した」とうちに来た子も)
そんな卒業式の一コマでしたが、
個別支援学級に戻り、前でひとこと言う場があり、
我が子はなんと、、
保護者への感謝の言葉は
「ない!」
「は?」
ですよね。。。
もう、絶句。
個別級のみんな…ブーイングありがとう…。。。
その後、一波乱ありまして、、
3日はよーく…親子、いや家族で話し合いました。
親からの支援を当たり前に受けすぎていて
2次障害なのか、もはや知的に重いのか、
もう信じられない思いでした。
結果的に「ごめんなさい、お母さんがそんなに僕のために動いてくれてたとは知らなかった」
と、嘘かほんとか、謝られましたが。
私も泣いて…数日間、息子に問いただしたのです。
きょうだいさんは激怒して、
「許してはいけない」と言っていますが、
まあ、母としては、
「騙されたふりをして、今回は許してあげよう」
と、思いました。
もちろんその後も色々とお話は続けていますが。
「最高の3年間だった」と息子は話していたので、
それが終わり、お先が真っ暗なのが
ショックなのかもしれません。
親が子供の行動にショックを受けた時は、
感情を込めないのがポイントですね。。
親の方が一枚上手にならないといけませんよね…。
心の中で、女優よ上手く演じろ!と念じています。
↑息子が大好きでお世話になったAET(アシスタントイングリッシュティーチャー)の先生は元某大使館勤務の方でした。
これからも個人的に会うことに♡
偏見から守ってくれた、強くてかっこいい同級生…。♡
嚥下障害の時に励ましてくれて、心の支えになってくれた同級生…♡
みんな、まず元気で健康で。
健やかに、一歩一歩夢を叶え、
素敵な大人になりますように