子育てを終えた、終えつつある母として、

これまで各々のお子様の最終就職まで見てきて、

気になることがあります。


それは、

「成績だけで子供を判断する家の子は就職できない」

ということ。


勉強って何のためでしょう。


「あの子は成績がいいから良い子なの」

「中学で成績は取れてたんだけど」

「勉強だけできればいい」

「勉強できないうちの子はバカ」


中学校でも成績のいい子は車椅子に冷たいですし

挨拶も返しません。

おはよう!と言っても、目が合っていても返さない。

なんなら、道を譲ってもくれませんし、

割り込んできます。

「なんでこんな子が体育祭に参加するんですか」

「意味ありませんよね」

と言う発言も頂きました。



その子たちにとっては、

評価を与えてくれる先生以外への挨拶なんて、

全く必要ないわけですね。


中学校で成績がよくても、

高校に入れば、今度は大学受験。


中学受験で抜けてしまったお勉強できる子たちが

ライバルとなります。


なので、中学校の時は成績が良かった、

模試で名前が載っていた、などは、

過去の栄光なので、

親がいつまでもそこにしがみついていたらダメなんです



あの時できていたのに、うちの子がダメになった

なぜできないの、


そうではなくて、

中学受験の子供達がたくさんいるので、

上位層は高校受験のための模試なんて受けてません。



上の子さんたちは中学受験でしたが、

模試を受けて上の方にいたとしても、

「いやー、御三家の子達、忙しかったかな?」と


笑って話していたことも。


東大模試を(理科三類受験者層をみるために)受けて

その評価が良くても、

「これ、あのエリート塾の子達は受けてないね」

など、冷静に見る必要がありました。


実際受けてなかったみたいですね。

(あと、趣味で受けているい学生がいます爆笑



成績が良くても悪くても、

できたかできなかったかをみるためで、

もちろん、良いと嬉しいですが、

悪くてもそこから夫が分析して課題を見つけていました


模試の結果は実際当てになりませんし、

なんなら大手塾にいたときは、

塾の意見を無視して上を受けて合格しています。

家庭での分析のほうが正しかった。



それより、

将来何をしたいのか、

そのためには何が必要なのか、

最低限の人としてのマナーは必須、

上の方の方と接する態度もしっかり身につけさせ

何より、弱いものを守れる人に、

きちんと収入を得て、自分を養える人に。


そんなキャリアについて考えさせるために、

さまざまな経験をさせたり、

海外のことに目を向けさせ、触れたりさせています。


お金はいらないのですよ、

日本国内でも外国人教師はいますし、

今時YouTubeで多く発信されていますし。



就職が決まらないこの多くは、

何をしたいか見えてない子だと思います。


成績を取ることしか考えてない。


特に母親が「決定」に強く関わりすぎている家の子は

この傾向が強いと思います。


どうしたいかは、子供に決めさせる。

相談されたら、一緒に考えますし、

情報は与えますが、決定は子供がします。


受験する中学校も、大学もそうでした。


全て子供が選んできました。


法学部を受ける長男の時だけ、

英語が得意な子(海外ニュースや文献を原語で読みあさるレベル)なので、

「どこもダメだと嫌だから、国際教養は受けて」と、

私がお願いしましたが…チュー


おかげさまで会場に向かう電車内で過去問をみて、

知識の範囲がまるまる出て合格してくれました。


元々国際関係に興味があったので、

その辺の英語での基礎知識が詰まっていたことが

良かったのだと思いました。


勉強として英語をする、のではなく、

本人が学びたいことが、英語で書いてあった、から。


そもそも、遡りますが、

ゲーム大好き!マインクラフトのゲームばかりする、

そんな子でしたので、ガーン

iPadとスマホの設定を英語にしたんです。

それならしていい、と。

すると、英語表記に慣れていったんですね。


ちなみに、

英語は中1時点で最下位から2個上の順位でした。


三者面談の呼び出しも受けましたが、

だからなんだと思いましたね。チュー


「好きに慣れば伸びていくので気にしていません」

と答えましたが、

日本のニュースより、海外のニュースの方が面白いので

ご飯の時にいつも海外ニュースを見せていました。


学校で成績優秀な子のうち、

親にガチガチに管理されている子も多くいます。


多くは一人っ子さん。


仲良くしているお友達のことまで口出しされて、

管理されている様子が気の毒でした。



子供の考える力を育むためには、聞くだけに徹し、

最終的な決定は子供に委ねる。


明らかに間違えないように、

もちろん、情報は与えて。


最近、大学の履修のことについても、

お母さんが絡んでいる話をよく聞きます。

これには驚きしかありません。

レポートを代わりにやってるお母さんもいました。


それでいいのかしら…。


お金の使い方に関しても、

遊ばせるためにお金をあげている、など。


我が家はバイトを始めた大学生からは

遊ぶお金をあげたことはありません。

なんなら学費負担もさせています。


夫が厳しいのもありますが…。


お金は自由に降ってこない、

稼ぐためには努力が必要、

それを知らせたかったのです。


ちょっと厳しいかなと思えば、

私が夫を全力で説得しますが…えーん



勉強だけではない、

その先の将来、自立のために、

親が子離れすることも多少は必要だと思います。


芯がある学生を大手老舗大企業は見捨てません。


といいますのも、

芯がありすぎた我が子が、

我が子に非はない形で夢の就職が叶わず、

教授から「留年したければ協力するよ」と同情され

学歴ロンダリングの大学院進学か、留年か、

もしくは夫の言う就職か悩んだ時期がありました。


とりあえずたまたま見つけた「帰国等特別枠採用」

まずはwebテスト1社受けて、そのまま役員面接へ進み、

そのまま最終面接へ呼ばれて採用された事例があり、

最後は「あなたのような人に来てほしい」と、

言っていただけて夢を断念でき、決断。



入社後も長い時間勉強して

会社についていこうと頑張っています。


芯がある学生さん、

卒業まであと半年のこの時期でも諦めないで。



入社難易度が高く、賢い人が多いので、

その中で生きていくのも大変そうですが、

一般的にある程度稼ぐ層なら当たり前のことですね。


勉強ができるということは、

ただの能力の一つで、それが全てではないのです。


英語ができると言うことも、そう言うこと。

ただの言語なので、それをどう活用して生きるか。


英検や試験のためだけの英語ではないのです。


親に勉強しろと言われている学生さん。

親に全部決められてしまう学生さん。


ぜひ自分とは何か、を考えて、

あなたがやりたいことを見つけてください。


ただ、そこで大事なのは、

「夢だけを語る」のではなく、

その夢で食べていけるのかどうかも考えてください。


好きなことを仕事にするために。

まずは好きなこと、苦痛ではないことをリスト化して

そのリストを元に、大人に相談するのもありかもしれません。


その大人が幅広く仕事を知っていたらいいですが、

そうとも限りませんので、

ぜひ、いろんな大人に意見を求めてください。


公立中学生なら、私が知る限り、

「社会の先生」は賢い先生が多いと感じます。


なぜなら、

その先生の世代で、優秀な理系なら別な仕事、

また、ある程度の英語ができたら別な仕事につくからです。


または、定年再雇用くらいの古い先生なら

体育以外の先生は教育熱心な方が多いので

ぜひ話してみてください。


バブル期に敢えて公立校で教職を取ると言うのは、

志がないと難しいでしょうし、

結構いい先生が多いのです。



勉強は試験のためではなく、親を喜ばせるためでもない

将来の自分の選択肢を増やすため。

その決定権も責任も自分にある。

そこを自覚して、頑張ってもらいたいものですウインク



ぜひ倫理観も持ち合わせて頂けると、

より一層、

就職や面接ある大学受験で苦労はしませんよウインク