神奈川県内の県立特別支援学校では、
「準ずる教育」を希望すると、
特別支援の免許の先生が多く、
教科の先生が揃っていないため、
希望通りにできるかわからない、
そのような回答を特別支援学校の教育相談で過去に頂きました。
特別支援課に問い合わせると、
数日経てからご回答いただき、
「準ずる教育は教育相談を経ておそらく可能です。
特別支援学校の回答は正しくありません。
英語もおそらく可能とのことでした」
教育相談は過去にしており、そこで拒否されましたが、
と伝えたものの、
それは間違えていますので、
もう一度話してください。
同じ教育委員会内の同じ公務員で齟齬があるのに
準ずる教育の設置について説明することは、果たして県民である私の努力なのですかね…。。?
疑問しかありません。
リクエストベースで、教育を揃えられれば揃える、
そんな「ノリ」で教育提供している雰囲気で…。
肢体不自由生徒の教育とはなんでしょうか。
私が特別支援学校の教育相談でお聞きしたのは
「基本的に肢体部門は人に助けを求める練習をします」
それだけなのです。
授業は「生活」が主になり、
知的部門が教科の学習があっても、
肢体部門には設けられてない曜日もあり、
「死ぬまで療養への道」へ慣れる3年間、となります。
それは辛すぎます。
もう少し、親以外の大人や友人に触れて、
影響されることで、自立への道を諦めず、
そのためには努力が必要だということを学んでほしい、
なのに、神奈川県にはそういった道がありません。
上菅田特別支援学校はお勉強する機会はありますが
学区外のため、自力通学しかダメです。
(高卒後の進路も療養が多いですが)
「小学部と中学部がスクールバス優先なので、高等部入学者は、毎日高速道路を使ってでも登校する気持ちがあるなら受検してください」
(学校の高等部に入試担当教諭よりご回答)
神奈川県には息子の行けそうな高校がない。
そこで、、東京都教育委員会に問い合わせしました。
最悪、引越しかと思いつつ…。
残念、、とても素敵な回答しか来ませんでした。。。
(慣れた環境からの引越しが近づきます…。)
「東京都の全ての特別支援学校では、
準ずる教育、を提供しています。
なお、高等部は義務教育ではないので、
それぞれの高等部にカラーを持たせ、
理系、文系、総合キャリアスクールなど、
選べるようになっています。」
なんですと…。。。。素敵すぎます。
何が一番素敵かと言いますと、
東京都教育委員会の肢体不自由ご担当指導主事の先生は、
「こちらが質問するより先に、次に来る質問を想定し、
先に説明してくださったこと」
なんですよね。
横浜市教育委員会や、神奈川県教育委員会の
同じく特別支援課では、
こちらが当たり前のことを細かく質問しますと、
めんどくさいなという声になるか、
もしくは質問の答えが分からず、
分からないと言う代わりに、回答にならない答えがくるのです。
東京都教育委員会の先生は賢すぎました。
行くしかないですよね。
ただ、今のご近所の方々や、
この会員のお子様たちといたい思いもあります。
夫は、こんな神奈川県に税金を払っても無駄、と、
数年前より脱する気は満々でした。
私が止めているのですが…。
日本では、障害があると尚更、
住むところによって、
得られる支援や教育が異なります。
肢体不自由児が毎日必要な補装具にしても、
所得割額が一定を超えると、国の基準で全額自費となります。
が、自治体により、それでは可哀想、と、
負担上限額を10万円、15万円、と設定あるところも。
仮に、簡易電動車椅子は70万円ほどします。
それが子育て罰世帯は、全額自己負担。
我が家が借りている室内用車椅子は、毎月9千円。
(介護保険なら1割です。
特別支援学校の子ではなく、個別支援級の子なので、
車椅子二台持ちもできません。そもそも子育て罰世帯は全額自費ですが)
成長期の肢体不自由児がいて、
理系大学生がいる子育て罰世帯だと、、、?
途端に貧乏世帯ですよね。
子育て罰世帯の子供の所得控除額(同居特別障害者)と、
ほかの世帯の子供の所得控除額(同居特別障害者)は同じ。
補装具全額自己負担していても、
同居特別障害者の所得控除額を3倍にとかはしてくれないのですよ。
子育て罰世帯のサラリーマンは、
神奈川県では、いや、日本では生きていけません
せめて、子育て罰世帯に限り、
学費を全額所得控除してほしいです。
子どもの扶養控除も少なくとも3倍にはしてほしい。
もらえなくても所得控除くらいは…。
これを望む子育て罰世帯は多いはず。
都民サービス(テニスコートや健康センター等)も充実している、
東京都に移住した方が、
神奈川県にいるよりいいのは確実…。。
肢体不自由児は、神奈川県では思うような教育を受けられません。
なんとかして欲しいです。
アメリカに住む友人は、看護師資格を所持しており
スペシャルニーズのある生徒さんのサポートを
マンツーマンで小学校〜高校までしたよ、
日本はそんなに酷いの?と。
アメリカでは、いきたい学校に行けて、
マンツーマンサポートを受けながら
みんなの中で学校生活を送れる。
日本では肢体に障害ある子どもの人権がありません。
本人がみんなと学校にいたくても、いられないのです。
叫び回る知的レベルの子が廊下に歩いて泣き喚き、
会話できる友達もいない学校しか選択肢がありません。
最近は毎日、教育委員会と話しています。
息子のために、まだ頑張って粘りたいと思います。
親子で海外に逃げるしかないのかしら。