我が子と一緒に毎日学校へ登校し、

授業付き添い、

そして、一旦帰宅して、また迎えにいく、

そう言う生活を、小学校から毎日休まず、

8年半も長らくしておりますと、

学校の中のことをおそらく保護者で1番知るのでは?

という状況になります。



これは口外してはいけないな…、

そんなシーンもありましたし…笑、

これは保護者でなんとかしないと!

と、動いたことも毎年のようにあります。



ちなみに、横浜市の個別支援学級は

「情緒」「知的」「弱視」の学級で、

それぞれ1学級につき、児童生徒8人、

それに対して教員一名が当てられます。


(参考、これは国、文科省の基準です。)

https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/2019/09/__icsFiles/afieldfile/2019/09/24/1421554_3_1.pdf



横浜市には肢体級がありませんので、

教科書学習はできるけど歩けない→知的

と扱われています。

肢体級があることで、先生を増やせるはずなんですけどね。


車椅子の子が8人集まったら、対処できない、

過去には、このご回答が特別支援課からありました。

車椅子の子は教室から逃げませんので、

iPadさえあれば、自習できるのですが、

美術や家庭科は工夫が必要そうですからね。



これはおかしい、と、私も訴えてきまして、

数年前より、横浜市では肢体不自由生徒にあてる

支援員さんの年間時間数を最大にしました。



この時間数は、

毎日支援員さんに来てもらっても大丈夫、

という時間数です。



ただ、特別支援学校と違い、

個別支援学級の支援員事業は問題が多くあり、

報酬が2時間千円+交通費(上限あり)

と…、安すぎて見つからない、

また、これが大きな問題ですが、

支援員となってくださった、近所のママさんがお喋りの場合、

児童生徒の個人情報を口外する、

という問題があります。


ちなみに、私の経験ですが、

「このエリアで個別級の生徒の情報は共有する」

「個別級の子は地域で障害情報が共有されるべきなのよ」

と、とある支援員さんに言われて、、

これは困る、、、と、

その方々には来校をご遠慮願った、という経緯もありました。



知らない近所のママたちが、

個別級生徒たちの障害状況を把握するなんて

私はとんでもないと感じましたので…。


この時は、校長先生がご理解ある方で助かりました。



特別支援学校のほうは、

「介助員」と呼ばれて、名称が違います。


各学校と契約し、きちんとした時給がもらえます。

私の知る限り、近くのスーパーのレジより高いです。

特別支援学校の学校予算は、一般校の3倍あり、

雇う余裕があります。



個別支援学級は障害の程度は軽いとはいえ、

8人に先生1人という人数では、

走って学校から逃げてしまう子に対応できません。



校内のどこにいるのかわからない、

そんな様子を何度も見てきました。


お母様方のほうも、


「(個別級で)座学をするとは聞いていない」

「好きなだけ遊ばせてくれたらいいのに」

「まさか、机にきちんと向き合って座り、

集団学習をするなんて予想していなかった」

「うちの子にはできない」

そう言う声をお聞きしました。


先生が1人教室から消えて、生徒、児童を探すわけです。


そして、見つかったら、落ち着くまで付き添って

周りで見守る姿があります。


また、これには先生に同情してしまいますが、

朝、先生たちが学校の外を探しており、

どうしたのですか?とお聞きすると、

「登校していない児童を探しています。

お母さんのGPSによると、学校周辺にいるそうなので…」


それが何度も続いていることも…。


先生が2人抜けた教室は、

何もすることがない児童、生徒の姿があることも。


そう言うわけで、私が我が子の安全を見守るため

いるしかなく、、

その後先生や児童、みんなのために働きかけまして

先生の数を追加して頂いたことが何度もあります。


これまでも以下のような大事なことを

教育委員会の特別支援総合センターへお願いしました


「個別級に入学する生徒さんには、

集団学習に向いているかどうか、確認してから許可して欲しい」

「明らかに本人が落ち着けず、泣いて叫んで脱走し

教室を嫌がる場合、

親の希望だけで個別級を選択させるのは虐待に近い」


「落ち着くまでに時間がかかりそうなお子様には、

手をつけてから入学させて欲しい」


個別級の、比較的お勉強ができる他の児童生徒さんや

現場の先生たちも、

手がなくて大変で困るわけですね…。



個別支援学級の教員数を増やし、

選択肢多い将来を見据えた、特別支援教育を目指す、

そうなって欲しいなと期待し、

学習環境の変化を訴え続けてきましたが、

大きな組織はなかなか…亀さんの歩みなので…、

見捨てられがちな、個別級上位層生徒児童さんの、

豊かな経験と選択肢多い将来のために、

Nest Yokohamaでは、

「自立に向けて自ら考える力を養い、

間違いを恐れず、問題を受け止め改善する力をつけ、

広く豊かな学習経験」

を提供したいと思いますウインク