ウィーンと音楽を愛する
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前回のご挨拶より二度目の記事が少し遅くなってしまいました。
このような不精を深く反省致します。


少し私事になりますが…
僕がクラシック音楽に目覚めたのは中学生の時でした当事はロックバンドを志す少年だったのですが「ザ・クラシックコレクション」という今でいうディアゴスティーニ冊子のような付録付きの雑誌に付随していたオマケのクラシック音楽CDを聴いてクラシックに目覚めました。

その時聴いたのはヨーロッパ作曲家ではなくロシアのチャイコスフキーでしたがきっかけはそれが始まりでした、その後様々な音楽へと紆余曲折を経て今になってやっと少しはクラシック音楽の良さが理解できるようになったという所でしょうか。


そんなまだまだ弱輩の僕が先日見た映画「アマデウス」今更かと突っ込みを入れる方もおられるかと思いますがそこは温かい目で宜しくお願い致します。モーツァルトにスポットを当てたこの映画の中でもう一人主役を担う音楽家、アントニオ・サリエリ。僕はこの作曲家に対してあまり知識がなくモーツァルトと確執があった人物というイメージしか抱いていませんでした。


ということで、アントニオ・サリエリという人物について色々調べてみた所、最初に抱いていたイメージとは違い素晴らしい音楽家という印象を抱くようになりました。宮廷楽長を務め、晩年は若い音楽家への育成に熱心であったと記事がありました。ベートーベンやシューベルトが師と仰いだという記事もあり、その当時のイメージを膨らませると何だか楽しい気持ちになってしまいますね。


弊社の事業に深く関わるウィーン中央霊園にサリエリの墓があり、彼が埋葬されていますがベートーベンやブラームスらとは違い名誉区ではないエリアにひっそりと埋葬されています。ですが、近年サリエリに対する評価が変わってきたようでサリエリを偲んでそのエリアに訪れる人も増えているそうです(そういった記事も見かけました)。


映画アマデウスでは原作の劇作家に基づいて(宮廷楽長アントニオ・サリエリがモーツァルトの才能に嫉妬を抱き破滅へと導く)という物語になっていますが、アントニオ・サリエリはモーツァルトの才能に感謝し、尊敬していたという記述もあることから本当は素晴らしい音楽家なのだなぁと想像を抱くようになりました。


僕自身も音楽を目指していた時期があるので素晴らしい音楽家には感銘を受けてしまいます。ウィーン中央霊園に訪れたときはサリエリの埋葬エリアに足を運び偉大な作曲家として評価され注目を浴びていますよと報告させて頂こうと考えています。モーツァルトが音楽の神に愛された寵児なら、その才能を見抜くサリエリもなにかしら音楽の神様の恩恵を受けているのかも知れませんね。

ウィーンと音楽を愛する-サリエリ墓碑


サリエリの墓碑:ウィーン中央霊園
一度は訪れてみたい場所になりました



サリエリ作品をざっと聞いてみましたが声楽作品の中で僕はこの曲がグッときました。
ウィーン中央霊園-霊廟アーケード埋葬販売事業