この間、花不棄に登場した煮茶を調べてたら、宋の時代のお茶の歴史も結構出ていたので、今回は宋時代のお茶事情
宋時代のお茶、といえば、現在WOWOWで放送中の、中国でお茶ブームを起こした、「夢華録(むかろく)」
ドラマ内で行なわれた「闘茶」は(資料によって時期はズレがあるが)、唐〜宋の時代に始まったようです
その闘茶がドラマに出てきた泡のお茶に関わっていた
色は産地が同じなら一緒(加工が違えば変わる可能性あるけど)、味は審査員の好みが影響する、それが、「点茶法」という、お茶を点てる方法が出て来て、点茶法はお茶が泡立つので、見た目で分かりやすい泡が勝負の決め手の1つになっていたそうだ
「闘茶」で主人公、趙盼児が披露していた、今でいうラテアートは、「茶百戯」、または「水丹青」。
「茶百戯」は唐の時代からあったけど、宋の時代に隆盛を極めている
赤字部分は一部訂正
ご迷惑お掛けして大変申し訳ありません。
「茶百戲」は2017年に「福建省の無形文化遺産」に登録されています。
中国のお茶の製造技術や文化は2022年に「中国の伝統的な製茶技術と関連する社会的慣習」という登録名で、「ユネスコの無形文化遺産」に登録されています(「茶百戲」が含まれているかは分からない)。
無形文化遺産は中国は登録数45件で1位。一般に知られているのだと、京劇、太極拳が登録されている
日本は現在22件登録されていて、有名なのは、和食や歌舞伎かな
先週見たTV番組で、「宋の時代の最高級のお茶は白色」だったそうだけど、見た目はカプチーノだったそう
ただし、「白茶」自体はあって、夏バテに効くのでこれからの季節オススメです
(高級茶が多いので、それなりにお値段が)
最も宋の時代は「白茶」なかったけど
泡立てる際に使用したのは、茶筅(ちゃせん、泡立て器のようなもの)だけど、元々はスプーン(茶匙)を使用したらしい
泡立てるお茶は、同じ時期が舞台の「大宋宮詞」にも出てきています
もちろん泡立てないお茶も宋の時代にもありますよ
近年、「ガチ中華」が流行しているので、この勢いで、中国のお茶も中国と同じく流行すればな、と思う
その為には、日本でも、夢華録が大ヒットなんだけど、これが1番の難関かも
しかも、「茶百戯」はかなり難しい技術なので、そもそも、今日本で出来る方がいるか、というのも重要かも
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