原悦子は本名ではありません。
本名でデビューするか事務所の社長に聞かれ
仕事とプライベートは分けたい。
ONとOFFの区別をつける意味でも芸名を付けたいと
答えました。
社長は大映映画の俳優、女優さんは
ある有名な画伯が名前を考えてくださっていたそうです。
早速、東北に住む画伯のもとへ
私の写真と資料を持って行きました。
1週間後、社長が画伯のもとへ再び訪れ
芸名とサインを持ち帰って来ました。
サインの線にはそれぞれ意味があるんです。
原の10画目は末広がりの左側に当たります。
悦子の点の位置にもこだわっています。
みなさんに幸せが訪れるように願いを込めた
サインになっています。
だから1枚、1枚ていねいに心を込めて書いています。
代筆はしません。すべて自筆です。
誰が見ても、原悦子と読めるサインです。
画伯からいただいたサインは、私の宝物です。
いままで100万枚以上書いたかしら?
みなさんへ届けた大切な思い出です。