テニスでは

ゲームで1ポイント得点すると

サービスする人が自分でカウントするんですが、

相手チームにも聞こえるように大きな声でカウントします。


それは10年くらい前のある日のこと。


いつものようにゲームでカウントしていると

私の声が6面のコートまで響くようで

線審をやっていた方がスカウトに来たんです。


線審はテニスコートの後ろで2人

両方のサービスラインの延長線状に立っています。

ゲームが始まると中腰でラインを見つめ

アウト、インを判断する人です。


線審になるには研修を受けてからになりますが

大会に参加して、バイト代は1日5000円くらいです。

交通費は出ませんから、足が出ちゃうこともあります。

得点として、その大会のユニホームがもらえるのと

テニスのプロに間近に会えること。

外国の有名な選手も見られます。

ただゲーム中はラインに集中するため

ゲームを楽しむことはできませんが

練習を見ることはできます。


私は忙しくて時間がないので、お断りしました。

テニスをしていると、いろんな方が声をかけてきます。

私は自覚がないのですが、コートでは有名人らしいのです。

うふっ、ふふふ