発達障害児3人を育てているお母さん。
子どもたちは毎日、毎日トラブルを起こし、そのたびにお母さんは謝ったり、怒りをぶつけています。
3人とも暴力的なので、まわりの子どもたちも怖がっています。
適切な施設で指導を受けられれば、暴力をある程度は抑制することもできるようになるのですが、児童クラブでは限界があります。
お母さんもいっぱいいっぱいです。
自分の子は悪くない。暴れる原因を作ったからいけないんだと言います。子どもは学校のストレスで突然暴れだすこともあります。
お母さんと話をして、病院の先生と話し合って薬を増やしてもらうよう促しました。どのような効果が現れるかは、見守っていくしかありません。障害児童と共生できる社会を目指す。私も望んではいますが暴力的な児童のケースはなかなか難しい。ほかの子どもたちの安全も守らなくてはいけないので毎日が緊張の連続です。
今日もお母さんは指導に問題があると怒鳴っていました。
お母さんの辛い気持ちも理解できます。ストレスを私たちにぶつけることで、自分の精神バランスを安定させようとしているようです。
将来への不安を抱えながら3人の発達障害の子どもたちを育てているお母さん。人を恨んだり攻撃するのは我が子を守るためなのでしょうが、結果その子の暴力を肯定していることで、前よりもその子の暴力がひどくなってきています。この現状を市役所に相談しても、お母さんへの対応に苦慮しているだけで何のアプローチもできずじまいです。