お中元の季節。
お世話になった人に感謝の気持ちを込めて贈り物をする夏の風習ですが、この習慣が根づいたのは江戸時代からのようです。お中元には熨斗(のし)をつけます。のしの表書きで気をつけたいのが、いつ贈るかで表書きが変わります。7月初旬から15日までは「御中元」と書きます。それ以降の立秋(8月8日頃)までは「暑中お見舞い」。立秋を過ぎたら「残暑お見舞い」と表書きが変わります。これは、夏の挨拶状でも同じです。なお西日本では、8月初旬から15日までを「御中元」とする場合もありますので、お気をつけください。何を贈ろうかあれこれ悩んでしまいます。相手の好みを考えて、……。考え過ぎると、お中元が過ぎちゃいますよ。