私が女優の仕事をお休みにして、大学生のための情報誌「カレッヂ・コミュニティー学内電波」の編集長(28年間)をしていた頃のこと。
編集部には国公私立大の学生が集まり編集のお手伝いをしていました。
そんなある日、一橋大の女子学生が編集部を訪ねてきました。彼女は、カレッヂ・コミュニティーについての提言をレポート用紙2枚にまとめ持ってきたんです。発行代表(社長の大石)と私が拝見しました。とてもしっかりした考えの持ち主で感心しました。話をするうち、将来は漫画家になりたいと。後日、作品を持ってきました。正直あまり出来はよくなかったのですが、彼女の作品を掲載し応援することにしたわけです。掲載後、いろいろな出版社を回ったそうですが、成果は芳しいものではありませんでした。そこで、彼女のシャープな頭脳を最大限に生かすには、テレビのコメンテーターが向いていると思い、テレビのプロデューサーの河村シゲルさんに預けることにしました。彼女がのちの「くらたま」こと倉田真由美さんです。いまテレビや雑誌で、ご活躍されています。夢を叶えるためのお手伝いができて、本当に良かった。これからも頑張ってくださいね。