そして、それぞれが男性と女性の愛を基点にして、そのカラーの中で撮影され作り上げられていくのです。なんでピンクがまたロマンポルノが陰湿な世界で陰でこそこそ観なければならない映画なのでしょう。同じフイルムなんです。同じ映画なんです。ピンクとかロマンポルノとかいうネーミングは、営業の上から付けられたものなんです。その中で働く人間が、反社会的な陰湿な反家庭的なものだと、誰が決めたんでしょう。私は敢えて言います。そういう見方をする人こそ、間違っています。あくまで映画なんです。娯楽なんです。私は、そこで演技者として働く以上、堂々とプライドを持ち胸を張って生きていきます。ですから、どうぞ応援してください。皆さんの若いお力が、きっと歪められたものを、いつか正しいものへと築き上げていっていただけると信じています。