東宝の日劇ミュージックホールでの初舞台は、S53年12月29日~S54年2月20日の53日間。平凡パンチ連載の人気マンガ黒鉄ひろし氏原作の「ぽこちん共和国」を黒鉄さんの脚本で舞台化し、山本晋也監督演出の異色作で話題になりました。初日は劇場を3周半するほど、たくさんのファンの方が駆けつけてくださいました。これまで、おじさま族だった観客層が、大学生や若者層に変わりました。初日から千秋楽まで大入り満員です。東宝の社長まで3回も観に来られたそうです。いまは、劇場は無くなってしまいましたが、ファンのみなさんの反応を直接、感じることができる舞台は最高です。みなさんとお会いできた幸せな53日間でした。