「ん〜〜」
わたしは頭を抱えています。
「ん〜〜、あ〜」
我ガ鎮守府、バケツ個数...7。
冬の作戦(イベント)でかなり消費してしまっていたのです。
加賀『提督』
「な、なんでしょう、加賀さん」
加賀『この鎮守府に高速修復材がないのは、冬の作戦の前に集めていない提督の落ち度かと』
「ゔッ...」
...はい、まさにその通りです。
冬の作戦前にあったバケツの数は37こ。
足りなくなるのは当たり前です。
加賀『入渠待ちの艦娘がまだ沢山』
「...ごめんなさい(´;ω;`三 ´ ;ω;`)」
榛名『まあまあ加賀さん、そんなに責めないであげてください。いつも私たちのことを思って、高速修復材を使ってくださっているんですよね、提督』
「榛名ぁ...」
加賀『...あなたは少し、提督のことを甘やかしすぎなのでは』
榛名『そうでしょうか?榛名は、頑張ってらっしゃる提督を、いつもそばで見ていますから』
加賀『...』
榛名(Lv.99)が私の鎮守府に着任したのは、加賀さん(Lv.97)よりもかなり先でした。
恐らく、ホンモノの方では加賀さんが先輩だと思うのですが、この鎮守府では榛名の方が先輩...。
たいへん複雑な関係で...。
時々、ピリピリすることもあります(>_<;)
「あ、あー!そうでした!今日の遠征をまだ頼んでいませんでしたね!は、榛名っ」
榛名『はいっ!なんでしょうか、提督』
「皐月たちに遠征に出る様、伝えていただけますか?」
榛名『提督のご命令でしたら、榛名、喜んでお受けします』
「ありがとうございます、頼みました!」
ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
なんとか一難去りました...。
「...」
加賀さんにも榛名にも、私のせいで...。
申し訳ない限りです。
「...あ、あの」
加賀『提督』
「はっ、はい!!」
加賀『...その、』
「..._:(;'Θ' ;;」 ∠):_」
加賀『少し...、言い過ぎました。すみません』
「!」
私が加賀さんを好きな理由のひとつ...。
時々みせるデレ、です。
「加賀さん」
加賀『なにか』
「ケッコンしてください」
加賀『...』
すごーくジトっとした目で見られています。
加賀『...頭にきました』
「えええええぇえっ!?」
陸奥『提督〜』
「あ、ああ、陸奥ですか」
陸奥『高速修復材、ありがと〜♪これでまた出撃出来るわ』
「ぁッ...」
加賀『...提督』
しまった。
やってしまいました。
陸奥(Lv.99)にバケツを使ったことがバレ...
加賀『頭にッ...来ました...!』
「ちょ、ま、生身の人間に爆撃は!!陸奥、助けてー!」
陸奥『あら、あらあら〜』
「陸奥ーっ。゚゚º(゚´ω`゚)º゚゚。」
加賀『問答無用ッ』
そんなこんなで今日も1日、賑やかでした。