この想いに正直になったとしたら
私は始発のバスで向かうのだろう
そして
少し緊張しながら、興奮して
電話をかけてしまうのだ
「会いに来ちゃいました」って

きっとあなたを困らせるに違いない

難しそうな顔をしているあなたの顔を見て、
私はふふって少し楽しくなってしまう

少し気の抜けた横顔を見て
ずっと見ていたいなって思ってしまう

軽やかに笑う声を聞いて
私も釣られて笑ってしまって、手を握りたくなる


けどこの想いにだけは 
正直に生きてしまったら駄目なんだと思う
きっと悲しむ女の子がいるだろう
きっと辛くなる女の子がいるだろう
きっと困らせてしまうあなたがいるだろう

「此処」をつくってよかった
あなたにだけ
あなたにだけ届けばいいんだと
そう「想い」ながら言葉を
艶文を書くのです