5年前のちょうど今頃、あの駐車場でオラと悪魔猫は出逢った。
その駐車場にはお気に入りの猫がいたので、よく餌付けに通っていたのだ。
暗闇の中、いつもは見かけない変な猫が近づいて来た。
俗に言う『タキシードキャット』というタイプの柄の猫、最初は足先と胸元の白い部分しか見えず、何が近づいて来たのかわからなかった。
顔も変だった。
『何だコイツ~!!』
一目惚れした。
変な猫は一心不乱にカラダをすり寄せ、何かをアピールしていた。
今思えば『拾って下さい!お願いしま~す!ほら、ボク可愛いでしょ?可愛いでしょ!?』だ。
触ると可哀想なくらいガリガリに痩せていた…
特に左太腿辺りに肉が付いてない…
すぐにわかった、足が悪いのだと。
暗くてハッキリ見えないが折れてしまったのか、まともに歩けていない…
なぜかその時、この変な猫を病院に連れて行こうと思った。
家では飼えない、でも足だけは治してやりたいと…
後日キャリーバッグを購入し、猫を捕獲する事を決めた。
『じゃあね、変な猫!また来るよ!』
3日後、再会した彼は変わり果てた姿になっていた…
つづく