いよいよ開幕まであと2日!
ということで2018年ライオンズのシーズン展望を。
投手編
先発
主力=菊池雄星、十亀剣、B.ウルフ、多和田真三郎、F.カスティーヨ、高木勇人
リザーブ=武隈祥太、伊藤翔、齊藤大将、榎田大樹、高橋光成、佐野泰雄
もう散々言われているけど危機的状況。
ただでさえ少なかった先発候補から、昨年24先発144回の野上亮磨がFAで抜けてしまいました。
主力として上に挙げた6投手が1年を通してローテを守ってくれれば問題ないですが、
そんなことは夢のまた夢。
まして37歳のウルフは昨年と同様に休みを与えながらの起用になるでしょう。
昨年が23先発125.1回だったので、20先発110回くらい投げてくれれば万々歳。
そこで既存戦力の底上げが大事になってくるわけですが、
多和田(16先発96.2回)と十亀(20先発116.1回)には何が何でも1年間ローテを守ってもらう必要が出てきます。
ところがこの多和田がオープン戦で絶不調。3先発防御率10.13と目を覆いたくなる成績でした。
開幕ローテ落ちは必至と思われましたが、将来性とファイターズとの相性を買われ何とかローテ入りしました。
更に誤算となっているのが高橋光成。
オフにはオーストラリアに派遣され、今年こそはと期待を掛けられていましたが、
3月4日の長崎でのカープ戦以来実戦登板なし。どうやら肩のコンディションが思わしくない様子。
このドラ1コンビに今年のライオンズが掛かっていると言っても過言ではないので、
早くも窮地に追い込まれてしまった思いです。
ただ今年はその状況に対して次々と手を打っているように見えます。
現場サイドでは武隈の先発転向をテスト。
11日イースタンのファイターズ戦で先発、
18日一軍のファイターズ戦ではリリーフながら4回70球を投じ1失点にまとめました。
結局のところ開幕はリリーフとして一軍入りするようですが、
シーズンでは「有事のオプションとして(土肥投手コーチ)」先発登板する可能性が残されています。
またフロントサイドでは岡本洋介とのトレードでタイガースから榎田を獲得。
ルーキーの2011年に62試合に登板し防御率2.27をマークしましたが最近は低迷気味。
2013年には16試合に先発したこともあり、先発として戦力になると判断したようです。
同じく先発・中継ぎ両方の経験がある岡本を放出しての獲得ということで疑問の声も上がりましたが、
左腕育成に定評がある土肥投手コーチの手腕に期待してのものでしょう。
またその背景にはローテ入りが期待されていた齊藤大が
「どうしていいか分からない」と語るほど制球を乱し二軍落ちとなったこともあるでしょう。
オープン戦の光明は伊藤とカスティーヨの好成績でしょうか。
伊藤は「1年でも早くNPB入りするために」高校卒業後に四国ILへ進み、
チームを優勝に導きMVPを獲得したという逸材です。
コメントからも意識の高さが伝わってきて期待していたのですが、
オープン戦でもリリーフ登板を重ねて5試合で防御率1.17。
まずはロングリリーフを務めるようですが、先発する日もそう遠くはないでしょう。
カスティーヨは「自称166キロ」という外れ外国人にありがちな肩書もあり、
期待は大きくなかったですが、6日ホークス戦に好投するなど2試合防御率2.00。
1年間とは言わないのでせめて15先発くらいしてくれると非常に助かります。
リリーフ
主力=増田達至、高橋朋己、N.ワグナー、武隈祥太、平井克典、野田昇吾、豊田拓矢、伊藤翔
リザーブ=大石達也、齊藤大将、小石博孝、藤原良平
こちらは先発と比べると駒が揃っています。
牧田和久、B.シュリッターが抜け、巷では戦力ダウンを指摘されますが、
枚数があるため大きな弱点にならないと考えています。
「勝利の方程式」は7回から高橋朋、ワグナー、増田が既定路線となっていましたが、オープン戦ではワグナーの出来が微妙。
メットライフドーム初登板となった17日のジャイアンツ戦は四球を連発。
次の21日イーグルス戦では修正できていましたが、25日ベイスターズ戦では再び不安定に。
正直8回を任せるにはまだ怖いという印象です。
そうなると平井、野田を相手打線の左右を考慮しつつ起用するパターンになりそうです。
また武隈を6回前後の左殺しで起用し、ストレートの力を取り戻し好調の豊田と伊藤がロングリリーフとなるでしょう。
ただ残念だったのが中塚駿太。
キャンプから期待され、複数の開設者からも評価する声が聞こえましたが、
キャンプ終盤の紅白戦や練習試合ではストライクが全く入らず。
二軍降格した3月以降も登板機会を大きく減らしています。
野手編
捕手
主力=炭谷銀仁朗、森友哉
リザーブ=岡田雅利、中田祥多
ライオンズのキーマンは何といっても森。
昨年はWBC練習試合の怪我でシーズンを棒に振ってしまいました。
今年はキャンプで毎日早出特守に挑み、実戦でも捕手としての出場機会を大きく増やしています。
言うまでもありませんが、捕手はどこのチームも打てないポジション。
森が捕手に定着してその打棒を発揮すれば、大きなアドバンテージとなります。
一方で炭谷はFA権を保持しています。
あまりにも起用しないと他球団へ移籍してしまう危険性があります。
岡田を含めて3人の捕手を使い分ける難しい舵取りが求められています。
内野手
主力=浅村栄斗、源田壮亮、山川穂高、中村剛也、E.メヒア
リザーブ=外崎修汰、呉念庭、永江恭平、熊代聖人
破壊力は12球団1位。また浅村、源田の二遊間の固さはリーグトップクラス。
懸念点は山川がオープン戦絶不調だったことと、中村の加齢。
山川はキャンプ終盤から練習試合にかけては好調でHRを連発していましたが、
オープン戦に入ると当たりが止まり.136 2本に終わりました。
オープン戦終盤には中村の助言で「掴んだ」ようですが果たしてどうなるか。
また中村はオープン戦.182 2本。甘い球をミスショットすることも目立ちました。
今年で35歳ですから多少休ませながら使うことが必要になるでしょう。
となった時にサードに起用するのが誰になるのか?
外野を守る外崎をその試合だけサードに回すか、呉か永江か、果たして山田遙楓になるのか。
誰になってもそこからレギュラーを奪い取るくらいの姿勢を見せてほしいものです。
外野手
主力=秋山翔吾、金子侑司、外崎修汰、栗山巧
リザーブ=木村文紀、松井稼頭央、熊代聖人、鈴木将平
人材豊富です。
レギュラーは秋山、金子、外崎でほぼ揺るがないでしょう。
もちろん栗山も万全ならまだまだ活躍できるでしょうし、松井もオープン戦で好調を維持しています。
また守備固めでは木村、将来性については鈴木もいて層が厚くなっています。
ちなみにファームでは鈴木に加えて愛斗、戸川大輔が鍛錬を重ねています。
3人が秋山を脅かす日が来ることが楽しみです。
さて長々と書いてしまいましたが個人的な注目点のまとめ。
①「捕手・森友哉」が何試合にスタメン出場するか?
②栗山巧、中村剛也のベテランコンビが成績を維持できるか?
③伊藤翔が先発で何勝を挙げられるか?
④鈴木将平、愛斗、戸川大輔のうち、いち早く一軍で頭角を現すのは誰か?
⑤菊池雄星がホークスから何勝を挙げられるか?
とにかく今年は西武ライオンズ40周年のメモリアルイヤー。
昨年秋にメットライフドーム周辺の改修計画が発表され、球団・ファンともにモチベーションは高まっています。
また考えたくもないですが、投打の柱である菊池・浅村の2人が2019年シーズンに揃う可能性を考えると、何が何でも今年です。
必ずや辻発彦監督を胴上げするとともに、その知らせを森慎二さんへ届けましょう。