贔屓チームが優勝できるかもしれない。
実現すれば2008年以来10年ぶりだ。
生活に全く落ち着きがない。
毎日星勘定ばかりしてなかなか眠れない日々だ。
10年前、若き獅子たちが躍動しリーグを圧倒した。
まさかその後こんなに優勝できないとは思わなかった。
最も近づいたのは2010年。どのチームも連勝連敗が目立った慌ただしいシーズン。
マジック4を点灯させながら、敵地福岡でまさかの3連敗。
その流れを止めきれずあと一歩のところで優勝を逃した。
それ以来はどういうわけか我らがホームで相手チームの優勝をたくさん見せられた。
終盤に追い上げてマジック対象チームになったこともあれば、
Bクラスに沈んで蚊帳の外だったことも多かった。
そして選手の流出は果てしなく続いた。
前年まで想いを乗せ、声援を送っていた選手が立ち向かってくる悲しみ。
ファンの気持ちも折られてきた。
2017年、「たまらん」ルーキーの加入と新しい指揮官でチームは変わった。
守備は締まり、外野に転向したリンゴ農家の息子、沖縄出身の真面目で陽気な巨漢が躍動。
4年ぶりのAクラスだったが、優勝には遠く及ばなかった。
そして今年。不安を抱える投手陣を圧倒的な攻撃力でカバー。
「山賊打線」の異名が与えられ、少々の点差は簡単に跳ね返す。
取っても取っても逆転の恐怖に相手チームは慄いている。
これまで縁遠かった「補強」も効果的に機能。
特にタイガースからの優勝の使者と
NPB復帰を目指して独立リーグで研鑽を積んできた男なしでこの順位はない。
スタンドも変わった。
2010年CSでマリーンズファンに支配されいた、あの球場の雰囲気はもうない。
点差があっても打線に期待するファンの声は止まらない。
メットライフドームの雰囲気は相手ファンからも恐れられるようになった。
10年前では考えられないことだ。
この10年、期待された大事な試合で負け続けてきた。
でも時代が変わった。
どんな時も落ち着きがある指揮官、「優勝」を口にし続ける若き選手たち、熱すぎるスタンド。
最大のライバルとの戦いは残っているが、必ず頂点を掴み取る。
ライオンズを愛する人全員と、志半ばで旅立った若きコーチと、「みんなで」優勝しよう。
…泣くんだろうなあ。