ネパールの風

ネパールの風

カトマンドゥ盆地に吹く風に魅せられた私が綴るネパールの姿

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ネパールでは人々の祈りの姿に感動する。

朝もやがまだ残る頃、町にでると、
町はもう動き出している。

学校へ行く子供、仕事へ行く人。
人々の一日は寺院へのお参りから始まる。

ネパールの人たちにとって神への祈りとは何だろう。



私はある朝、小さな寺院を訪れた。
次から次へと参る人が途切れることはなかった。

その寺院の中には僧侶がいた。
みな、彼から祝福のティカや聖水をもらっていた。

神へと向ける人々の眼差しは
まじめで謙虚で素朴で、とても美しかった。

私も見ているだけではなく、お参りしてみた。
異国から来た女の、神へ向かう姿は、ネパールの人々にどのように映ったのだろう。

できることなら、私もあの風景に溶け込んでみたいと思った。


彼らは、太陽に祈り、大地に祈る。

あらゆる恵みに感謝し、生かされていることに感謝する。





大地の花―ネパール 人々のくらしと祈り 公文健太郎写真集/東方出版
ネパール―神々の住まう天空の国/光村推古書院