2011年秋
・『HUNTER×HNTER』(1~24話) 評価:H
言葉にするまでもないほどの駄作である。素晴らしい原作と初代アニメの存在がありながら、かくも下らない作品を世に送り出している製作者達の気がしれない。詳しくは当ブログを参照されたし。
・『Fate/Zero』【2012年冬 セカンドシーズン】 評価:S
初回で私の心をつかんで離さなかった本作は、最終回を観終え、幾分かの時間が過ぎた今でも過去最高クラスの作品としての位置づけを保っている。7英霊のそれぞれがそれぞれに異なった生き方をしているが、そのどれもが魅力的である。これほど心を震わせる作品は滅多にない。特にギルがメッシュVSバーサーカー、ギルがメッシュVSライダー、切嗣VSケイネス、切嗣VS綺礼は素晴らしい。
原作は未読なので、そのうち読んでみるつもりである。
・『僕は友達が少ない』 【2013年冬 二期】評価:B
「え?なんだって?」は当時の流行語となり、今でもこのネタは要所要所で使われるほどである。いわゆる萌え豚ハーレムアニメであるので、頭の中を空にして見ることができる。
原作はさらにひどい(こちらは褒め言葉である)方向に進んでいるようであるが、アニメの終わり方はとても良かった。原作を途中で切るのであるから、尻切れトンボになってしまうのが通常であると思われるのだが、本作は原作に忠実でありながら、余韻を残す、非常にきれいな終わりを見せる。
状況は何も変わらなかったが、それでも精一杯生きていかなくてはならないということを示してくれるような、切ない最後であった。
『生徒会役員共』と少し雰囲気が似ている。
2012年冬
・『Another』 評価:B
ミステリの巨匠、絢辻行人の小説を原作としている。程よいホラーと謎が視聴者を引き付ける。
この時期生まれた「Anotherなら死んでた」という表現は、何度見ても秀逸である。原作が原作なだけに、ミステリとしても秀逸である。
・『男子高校生の日常』 評価:S
素晴らしいギャグアニメであった。完結してしまったのが少し残念である。すべてのキャラが魅力的な作品であった。
・『偽物語』 評価:B
物語シリーズは、化物語・傷物語とそれ以降では性格を異にする。だらだらと続けられる作品ほど見苦しいものはない。
原作は今のところ全部買っているのだが、『終物語(上)』で失望したので、もう続きを買うことはないであろう。
『偽物語』も、内容は無いに等しいのであるが、エロさとBGMのセンスの良さはさすがのシャフトといった感じである。
2012年春
・『宇宙兄弟』(1話~) 評価:A+
毎週楽しみにしているアニメである。毎回毎回、安定して面白い。自分の将来を考えるうえで、下手な就活セミナーなんかよりもよっぽど役に立つ作品である。
・『氷菓』(1話~4話?) 評価:D
なぜに周りの評価が高いのかが分からない作品である。やれやれ系主人公と、うっとうしい女子高生たちの、どうでもよい日常になどには微塵の興味もわかない。
・『めだかボックス』 【2012年秋 二期】評価:A
アニメが原作を凌駕した稀有な事例の一つといえよう。ジャンプに登載されていた本作をいつも読み飛ばしていた私に『めだかボックス』の面白さをわからせてくてた素晴らしい作品である。
三期がないことを示唆させるような終わり方であったのが非常に気がかりである。三期アニメの制作を待ち望む。
2012年秋
・『新世界より』 評価:B
アニメ化される前から知っていた作品であったし、貴志祐介は大好きな作家のうちの一人である。
絵柄とテンポに若干の不満はあるが、全体的に良い作品であった。
・『ジョジョの奇妙な冒険』 評価:S
これほど製作者に愛されている作品がかつてあっただろうか。
もちろん原作は読んでいたが、1~2部をここまで血湧き肉躍る作品に仕立て上げたその技術は敬白に値する。
2013年冬
・『猫物語』 評価:B
セカンドシーズンやファイナルシーズンほどではないが、やはり蛇足感は否めない。
2013年春
・『進撃の巨人』 評価:A+
社会現象と呼べるほどの爆発的なヒットを見せた。原作既読であったが、ここまでアニメ映えするとは思っていなかった。今後の原作に注目したい。
2013年夏
・『<物語>セカンドシーズン』(1話~) 評価:C
完全に惰性で見ている作品であるが、冗長な作品をまとめて消化してくれるのはありがたいところである。