カワバタモロコ編・その3 の続き。
カワバタの季節になってまいりました。
今年も産ませようかな、と思いつつも魚も草も容量の限界なのでやらないかも。。。
カワバタの仔魚は飼育容器多目に用意しないと死ぬし。
というわけで、今回は代わりに成魚のお話を一つ。
通常、室内飼育下ではオスの婚姻色はなかなか出ないです。
しかし、今年はオス1匹だけ色が出ました。
水槽内飼育だと通常はこんな色で終わります。
十分きれいですけどね。
それが今年の春先にこんな色になりました。金色度40%くらいでしょうか。
この腹側の金色を出すのが難しく、たとえ産卵行動中であってもなかなか出ないのです。
外飼いでも狙って出すのは無理でした。
6月の繁殖シーズンに入ると、
※追記
上の写真はピンボケ気味なので撮り直してみました。
とにかく泳ぎ回る魚なので撮りにくいですw
水から出して太陽光に反射させれば80%までいくでしょう。
でも、それだとただのやらせなのでやりませんけどOo。。( ̄¬ ̄*)
熱帯魚のゴールデンテトラみたいに常時金色に見えるのではなく、見る角度によって金色度は上下します。
ちなみに野生のは個体群にもよりますが、金色出る前に繁殖して死にます。
野生のはほぼ年魚ですので、婚姻色出るサイズまでは大きくなれないようです。
一方、メスはというと、
飼育下だと巨大化してこのようになります(・・;)
肥満ではありません。
卵持ちっぱなしの状態が年中続きます。これで4センチ越えくらい。
メスはこのまま5年~6年生き続け、最大7センチくらいのフナと化します(爆)
オスはあまり巨大化はせず、寿命も短め。
ペアで並べるとこんな感じ。
(カワバタモロコについて)
この魚を飼育する上で重要なのは「数」です。
数匹程度では怯えてしまい、あまり水槽前面にも出てきません。
しかし10匹以上の群れで飼うと、とても活発になり集団で餌をねだるまでになります。
かといって、何十匹も捕まえて持って帰るのはやめましょう。
いったん飼い始めると、他の魚が酸欠や水質悪化で死んでも最後まで生き残るくらい頑丈です。
加えて上記のように巨大化して長生きするので、かえって持て余すことになります。
そこそこの数を数年かけてじっくり飼いこむか、毎年世代交代させて楽しむか。
そういう魚ですね。
3世代くらいでは累代でも奇形は出ませんでしたので、グッピーやアピストよりかはマシかと思います。
(色は出ないけど姿形は若々しい。)
カワバタの親は金魚並みの飼い易さなので他に特筆することもなし……。