昨年、同好会の皆さんと「黄金のカワバタモロコ見学ツアー」に行った際、持ち帰ったペアが卵を産みました。しかし、繁殖期は既に過ぎており、産卵数はわずか十個ほどでした。稚魚は全部生まれましたが、半分は努力の甲斐なく、生後1週間で消えてました。


それから、8ヶ月かけてヒーターをいれながらフルサイズまで成長させたカワバタが6月に入り、産卵を始めたではありませんか!

今まで水槽内では一度も産卵成功させたことのないカワバタが、こうもあっさり産むとは。。。

稚魚から育てたからでしょうか。


ちなみに飼育水槽は普段こんな感じ

産卵させる時には、ここにマツモを多目に投入します。

雨の日、水換えの日、夜によく産みます。




汚いでしょ(笑)


陸たなご氏がうちの水槽を見に来た際、あまりのコケ放置状態に、「なかなかやな……」と言葉を詰まらせてましたが、いいんです!

日淡やってると、綺麗な水草水槽を維持するのが難しいことは、熱帯魚、水草、日本淡水魚の三つをやった方なら分かって頂けると思います。


うちだって熱帯魚やってた時はこうでした(*^▽^*)





ポゴステモン デカネンシス(ロタラsp.ヴェルデキラリス)





バルブス・ヤエ(手前)とミクロラスボラ・エリスロミクロン(後ろ)、奥がオトシン・ネグロ


水草がミリオフィラム・マトグロッセンセ(手前)とシペルス・
ヘルフェリー(奥)



話戻って、カワバタですが、累代繁殖成功したとはいえ、稚魚の生存率を上げなければ本当の成功とは言えません。

そこで、淡水魚倶楽部や去年お会いしたヒロユキ氏が言っていたグリーンウォーターを用意したのですが、自宅が現在リフォーム中のため、塗料が入ったのかは不明ですがほぼ全滅。。。


気落ちしたところで、また卵産んでくれたので、今度は室内飼育にすることに。

更に、保険をかけて飼育容器を3つ用意しました。



その1(小さい容器に少数集中管理、水草は出す)




その2(広めの容器、水草そのまま)



その3(バケツ飼育、時々緑水足す)



去年はその3の方法で成功率50%でした。


育成法について、他にも詳しい方に話を聞いたところ、

仔魚期はグリーンウォーターや池の水は絶対駄目とのこと。仔魚が雑菌に耐えられないらしい。

ベストな方法は2時間おきに餌を与えること。そんなん出来る人いるのか(・・;)

まあ、とにかくできるだけ綺麗な水で飼育し、インフゾリアだらけの環境にすればいいとのこと。


緑水がいいだの悪いだの、人によって言う事が逆なのが気になるところですが、まあ、両方試してみるとしましょう。


あ、カワバタのコーナーなのにカワバタの写真が一枚もないと言う人。うちの古いデジカメでは稚魚が小さすぎて写りません。3つの容器全てに稚魚は入ってるんですけどね(笑)


カワバタモロコ編・その2  へ続く。






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