□ 鬼ごっこの未来形 ”Hero of the pirate(鬼ごっこ)” №004

 


■ 競技例-2の2-

 

  中規模、多人数による”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”

 

ということであらためて
ではどのようにして”海賊”を見つけるか?

 

”Hero of the pirate(鬼ごっこ)”専用アプリでは
もちろん
”海軍””海賊”は識別できるよう異なった色で
チーム名や海賊名で
現在地表示されていますが、
今回のように
建物内では1階にいるのか3階にいるのか、
また、
みんなが重なって表示され、なにがなんだかわからなくなったり、
位置情報が取得できないブラックスペースだらけで、
状況を把握することがとても難しい。

 

しかし
ここで力を発揮するのが
個々に割り当てられた”海軍”IDと”海賊”IDです。

 

”海軍”は初めから”海軍”全員が一つのグループとして
LINEのグループのようにお互いが情報交換しあえます。

 

”海賊”は逃げている途中に出会った”海賊”
IDを交換し、グループ化していきます。

 

あ、もう時間が無くなってきました。
このままでは”海賊”側の勝利となります。

 

ここで、
ある、品がオブラートほどの”海軍”チームはとっさに思いつきます。

 

「私は”海軍”テッド(Ted)チームのテッドだー!
 このままでは、時間切れとなり
 ”海賊”側の勝利となってしまうぞー

 

 (小声で)まずいまずい(参加賞だけじゃなにしにきたかわからない・・・)

 

 もし、俺たち”海軍”連合を勝利に導きたいならば
 次の命令、じゃない。お願いをきいてくれ。

 

 10秒後に、みんな一斉に”おしりペンペン”しながら”あっかんべー”ってするんだ!

 

 つまり、

 

 名づけて
 
 ”おしりペンペンあっかんべー作戦”

 

 これによって”海賊”は一貫の終わりだー
 わかったかー、おれをしんじろー

 

 数えるぞー10、9、8、7、...」

この内容はグループ内の全ての”海軍”チームに流され、
もちろん”海賊”には知られていません(中には・・・)

 

もちろんなんとも
お願いの態度ではないのは
誰もが思ってはいましたが、
ゲーム終了まであと数分・確かに時間がない・・・

 

 「..1、おしりペンペンあっかんべーーーー」

 

あちこちで
ペンペン・ベーペンペン・ベーペンぺえ~ン(誰か泣いている・・・・

 

・・・・オソロシイコウケイデアル

 

しかし、
これによって
一気に”海賊”が判明し、あちこちでバトルの掛け声が起こった。

 

偽装工作で
3人でチームを組み、行動していた”海賊”は、
計算上
一つの”海軍”チームとバトルとなれば互角だが、
”海軍”だらけのビル内では
姿を現した”海賊”たちに勝ち目はない。

 

ほどなく
全てのバトルは終わり、
これで”海軍”の勝利で終了した。

 

・・・

”海軍”チームの表彰式が始まります

 

あの
意表を突いたアイデアをだし”海軍”を勝利に導いた
”海軍”テッドチームですが、
以外にも表彰台の上にはいませんでした。

 

実は、
間違って
”海軍”チームにタッチし、

 

「 JOIN BATTLE!! 」

 

と宣言してしまったのです。

 

テッドは言います。

 

「おまえは”海軍”なのになぜ”おしりペンペンあっかんべー”しないんだー・・・」

 

 

 

◆テッドくん、
”おしりペンペン”も”あっかんべー”も嫌いな人がいるだろうし、
まして、両方一度にさせるのは・・

 

アイデアはよかったんだけど~

 

とにかくもっと、品の良いやり方を考えるべきだったね

 

まあ、

 

特別賞をもらえたから良かったじゃない♪

 

 

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★ 次回は 
□ 鬼ごっこの未来形 ”Hero of the pirate(鬼ごっこ)” №005