日曜日の朝、そのドアのインターフォンを鳴らした。
しばらくして、だるそうな声が聞こえた。
「はい。」
「○○ですが、ハルカさんの事で重要な話しがあります。」
「10分ほど、待ってもらえる?隣のカフェで待ってて。」
ボクはカフェでキャラメルマキアートを注文し、その人を待った。
しばらくして、その女性は男性と現れた。
ホット2つを注文した女性は、ボクを見て
「あっ、これ彼氏。で、何の用?ハルカは?」
「あのお姉さん、ハルカから連絡ありますか?」
「う~ん、2週間ほど連絡ないよ。で?」
「あの、言いにくいんですが。。。」
「あっ、いいよ彼のことなら気にしないで。」
「実は、ハルカさんは一緒にいません。もう1ケ月近くになります。」
「えっ、そんな話し聞いてないけど?」
「やっかいな事件に巻き込まれて、ハルカさんは監禁されてます。」
「まったく意味が分からないんだけど?」
「率直に言います。」
ボクは起こったすべての事を話した。
ハルカの姉は驚きを隠せないようだった。当たり前の話しだが。。。
けれど、発した言葉に驚いた。
「あの子らしいな、昔っから突拍子のない事する子だったから。」
「ほんとにすいません。ボクが悪いんです。お姉さんから警察に話してくれませんか?」
ずっと黙って聞いていた、姉の彼氏が言った。
「その話しがホントなら成人してるんだし、自力で逃げるでしょ?」
ボクは言った。
「彼女はそれが出来ない子なんです。自分に非があると思ってるから。」
ハルカの姉は、少し考えてこう言った。
「確かに、でもホントかどうかは近いうちに連絡してみる。両親には言えないよ。」
「すいません、お願いします。出来たら今日にでもすぐ。」
「まぁ私が警察に言っても民事だから跳ね返されるからね。結局、あの子次第よ。」
そしてボクは何度も頭を下げて、家路についた。
この日の出来事がどうなるのか、ボクにはまだ分からなかった。
ただ、ハルカを救うことだけがボクの生きる糧だった。