映画「告白」を見ました。
何もかも完璧!
カット割りも脚本も芝居も照明も音楽も…。
原作を超える映画はめったにありません。
何百ページもある原作を2時間にまとめるのは
かなり至難の業です。
セリフのない情景描写が、ことごとくカットされたり…
作品によっては必要なエログロ系が
役者の都合等で、カットされたり、短縮されたり…
原作のイメージとは全く異なる音楽が使われていたり…
と、数え上げたらキリがありません。
ですが、この「告白」という映画は
原作を超えたような気がします。
『純粋の中に在る無機質な衝動」』
その物語の世界観が、見事に表現されていました。
こう書くと、何やら上から評価しているようで
自分が恥ずかしくなりますが、
とにかく世界観が素晴らしいのです。
僕は、邦画を見る時、必ず世界観を求めます。
多くを語らずとも、仕草や表情、そして時には情景で
表現する、日本人の感性が好きなんです。
「悲しい涙」より、「悲しい笑み」の方が切ない、あの感覚です。
「桜」を見るだけで、色んな事が想像できる、あの感覚です。
「日本庭園」を見るだけで、メッセージが伝わる、あの感覚です。
映画「告白」は、その世界観という点で
僕の心を鷲掴みにしました。
ちなみに…
僕が好きな邦画は…
●誰も知らない
●ジョゼと虎と魚たち
●茶の味
●ユリイカ
●害虫
●おくりびと
●六月の蛇
●血と骨
●PiCNiC
●Focus
…です。
どれも世界観が素晴らしいです。
「暗い」と捉えるか、「美しい」と捉えるか…。
僕は断然、後者です。