ずっと旅するような人生を送ってきたので、実家以外、同じ場所に3年以上住んだことがありません。
大学時代は大阪、卒業後はウクライナ、帰国して福岡、転職して東京と横浜。その後、クロアチアに行き、また福岡に住んでいます。
よく、これから5年先、10年先、自分は何をしているかをイメージして、今すべきことを考えなさい、というアドバイスを見かけますが、私はいつも心の中で(そうは言っても、私は3年先に日本にいるのかさえよくわからないのに…)と悪態ついていました。
今は、このねんねんもオープンしたことですし、これから展開していきたいリネン製品もたくさんあるので、3年後もねんねんを大きくしながら色々なことに挑戦したいと考えています。
そんな根無し草的な私なので、大きな家具や家電をこれまで買ったこともありません。でも、雑誌やテレビを見ながら妄想することは多々あります。
一番イメージしやすいのはカーテンやベッドルームなどのリネンを使うインテリアについてです。
インテリア紹介の雑誌の特集やテレビ番組を眺めて、最近しみじみ感じるのは、何か全部似たり寄ったりだなぁということです。
白を基調にして、100均や無印の収納ケースを使った、のっぺらぼうみたいなお部屋ばかりが紹介されている気がします。
確かに、きれいに整理整頓されている感じがして、とても清潔な印象です。
でも面白みがないし、愛着がわくのかなぁとも感じてしまいます。
似たような雰囲気のお家や宿泊施設がありそうで、自分のお家に帰って来たぞ~、やっぱりここが一番だ、と感じるものなのかなぁ、と疑問に思ってしまいます。
私は個人的に無機質なものより、温かみのあるデザインが好きなので、そういうものを手に取りがちです。
壁の色を変えたり、家具を買ったりはすぐできることじゃないかもしれませんが、小物で個性を足していくことは案外簡単です。
食器やキッチンクロス、ランチョンマットやカーテン、ソファーカバーやベッドスプレッドなんかで、色や柄を足していくと、オリジナルな空間が生まれると思います。
ねんねんのリネンは今まで持ってるインテリアに足していく、ミックススタイルを提案しています。
手持ちのシンプルデザインにスパイス的に足していくことで、部屋を見回した時に、ふっと笑顔になる暮らしのお手伝いができれば幸いです。