こんばんは。今までFFシリーズを1~6まで順番に紹介してきましたが、
今回は飛んでファイナルファンタジーⅩ(以下FF10)の紹介を。

 何故7~9を飛ばしたかというと、単純にプレイしていなかったからです。
私は「64っ子」だったので、PS2もそっちのけでニンテンドウ64の
「マリカー」や「スマブラ」をプレイしまくっていました。

 その後、ひょんなことからPS2を購入することになったのですが、
どんなソフトがあるのかまったく分かりません。

 そんな時に、友達に貸してもらったのがFF10でした。
恥ずかしながらその時は何の知識も無かったので、ギリシャ文字で10を表す「Ⅹ」を
「エックス」と勘違いし、「ファイナルファンタジーエックス」と呼んでしまいました(゜д゜;)

 そんな私ですが、家で早速ディスクをセットし、プレイすることに。
その時最初に思ったことは、

「映画を見ているみたいだ…」

でした。
リアルなキャラがリアルな世界の中で喋りまくっています。
「64っ子」にはあまりの衝撃でした。
結局このゲームにどっぷりとハマり、FFシリーズが大好きになりました。

 前置きが長くなりましたが、本題です。
このゲームはPS2で最初に発売された本編FFです。
FF4、FF7と同様、ハードの始めに出したFFは評価が高いですね。

 PS1では再現出来ないリアルなグラフィックで物語は演出され、
FFでは初めてボイスが採用されました。

 ストーリーを簡単に紹介すると、
「シン」と呼ばれる巨大な化け物に支配された世界に
主人公が巻き込まれていき、シンを倒すために仲間と共に協力し、
葛藤し、励ましあい、何とかしていくといった感じです。

 これだけだとありがちなストーリーだと思われるかも知れませんが、
シンがいかに恐ろしく悲しい生き物かということや、
キャラどうしの掛け合いや因縁などが丁寧に丁寧に演出されていくため、
最後までやりとげると感動出来る作品になっていると思います。

 キャラも魅力的で、特に赤い服の「アーロン」というおじさんキャラは良い味を出しています。
このキャラは主人公や様々な仲間、敵とも多く関わっている物語の最重要キャラといえます。
また、シンを悪用しようとする者もいるのですが、こいつもある意味良い味を出しています。

 戦闘は、4~9までで採用されていたリアルタイムに進んでいくATB(アクティブタイムバトル)を
廃止し、新たにCTB(カウントタイムバトル)というシステムを採用しました。
これは、素早いキャラならその分多く行動出来るといったシステムこそATBと同じですが、
あらかじめ、どのキャラがどのタイミングで誰の次に何度行動出来るかという
詳細なデータを見ることが出来ます。

 敵がいつ行動するかも詳細に分かるので、ゆっくりとじっくりと考えて闘うことが出来ます。
また、行動によって次の行動可能ターンが遅くなったり早くなったりするのも特徴です。
極端にいえば敵に行動が極力回ってこないように闘うのが理想といえます。

 育成システムは、すごろくのような盤上でアビリティをゲットしたり基本能力を伸ばしたりする
自由度の非常に高いものとなっています。
ただ、そのせいでやりこめばやりこむほどキャラの個性が失われつつあります。
まあキャラは個別の必殺技「オーバードライブ」というものを持っているので、
完全な無個性とまではいきません。

 長く語ってしまったのですが、それだけ私が衝撃を受けたソフトの一つということです。



 上の動画はFF10の戦闘風景です。
行動を選ぶたびに右上の行動順が入れ替わってるのがお分かりになるでしょうか?