50年ぶりに、ある蒸気機関車の前で再び並んだ68歳のおじさんたち。まるで18歳にタイムスリップしたような一日でした。   

 

 

 

 3月14日の土曜日、晴天にも恵まれ、「50年目の卒業写真」が実現しました。50年目の卒業写真とは、高校の卒業アルバムのクラス写真を撮った機関車の前で、もう一度写真を撮ろうという企画です。

 

 

 この機関車は高校に隣接する公園に展示されていました。同級生のライングループで卒業写真が話題になり、この機関車は今もあるのかという話になりました。

 

 すぐに動いたのは、鉄道にも詳しい萩原くんです。機関車の行方を調べるため現地に行き、当時展示されていた場所にないとわかると、近くの焼きそば屋のおばあさんにまで聞き込みをしたそうです。その抜群の調査力により、今は宮代町役場の広場に移設されていることを突き止めてくれました。

 

 そして、卒業から50年を迎える今年、「それなら、あの機関車の前で50年目の卒業写真を撮ろう」という提案とともに、ツアーの幹事まで萩原くんが引き受けてくれました。

 

 さて、ツアー当日です。参加者は12人。萩原くんと瀬尾くんの二人に車を出してもらい、川越11時発が8人、現地集合が4人です。

 

 午後1時前に宮代町役場に到着しました。まずは、50年前と同じ機関車と再会です。

 

 

 再会の印象は、記憶より少し小さく感じました。この機関車は、イギリス製で明治31年に当時の日本鉄道用に製造、その後東武鉄道で運行され、昭和41年に引退。川越の公園での展示を経て平成6年に宮代町コミュニティ広場に移転されたとのことです。製造から128年とのことですが、丁寧に手入れをされていて、年齢を感じさせずに輝いて見えました。

 

 そしていよいよ50年目の卒業写真の撮影です。

 

 ここでも萩原くんの配慮が行き届いていて、手作りの小さな横断幕まで用意してくれていました。当時と同じ角度、加えて反対側からの撮影が無事に終わりました。改めて写真を見ると、半世紀の時間の流れは隠せません。それでも気分は18歳にタイムスリップです。

 

 次は、機関車の前での「50年目の卒業写真」の歌の合唱です。今回は参加できなかったミュージシャンの服部くんが、この日のために作詞作曲してくれた素晴らしい歌です。服部くんの原曲はこちらです。

 
 

 機関車の前でのギター伴奏とメインボーカルは、近頃ライブハウスに出まくっている「ウノドス」こと鵜野くんです。

 

 広場でキャッチボールをしていた子どもたちや、広場の先の歩行者などから怪訝な目を向けられますが、高齢者の集団は気にすることがありません。続いて、元応援部の松井くんのリードによる校歌、応援歌までみんなで大声で歌ってしまいました。

 

 

 ここまででメインイベントは予定通り終了です。この後は川越に戻り懇親会へと移りました。ここでもいろいろ面白い話題に花が咲きました。午後8時に懇親会もお開きです。あっという間の楽しい1日でした。

 

 数年前まで退職後にこんな展開があることなど想像できませんでした。ライングループへのお誘いと今回の企画や幹事をお引き受けいただいた萩原くんには、心から感謝です。また、卒業後は疎遠だったにもかかわらず、仲良くしてもらっているメンバーのみんなにも感謝しかありません。

 

 「ばかげたようなことも全力で楽しむ」、「年を取るのも悪くない」というメンバーの言葉に、本当にそのとおりだと実感できた楽しい1日でした。次回の集まりが楽しみです。