こんにちはー
今回は記憶障害について簡単に書いていきます
記憶障害発症前のことを忘れてしまうことを
逆行性健忘(ぎゃっこうせいけんぼう)
発症後に新しい記憶を覚えられないことを
前向性健忘(ぜんこうせいけんぼう)
と言います
また記憶の長さで分類すると
即時記憶(すぐ)
短期記憶(数分~数時間)
長期記憶(数時間以上)
情報の種類で分けると
エピソード記憶(例:遊園地に行った)
手続き記憶(例:車の運転の仕方・楽器の演奏の仕方)
意味記憶(例:言葉の意味・一般的な知識)
などがあります
記憶障害と言っても
いろんなパターンがあると言うことです
記憶障害になる原因・要因は
認知症 脳の損傷 うつ ストレス 加齢
などがありますが
言語聴覚士は
主に脳の損傷(脳外傷・脳卒中)
による高次脳機能障害の
記憶障害のリハビリを担当します
(認知症の記憶障害も担当しますよ!)
記憶に大きく関わる脳の部位は
海馬(かいば)です
記憶を司っているところが
損傷すれば記憶障害が生じます
私の経験では
脳梗塞(40〜80代)、交通事故による脳外傷(20代)、ヘルペス脳炎(70代)で
記憶障害が出ている方を担当したことがあります
軽度な方は自分が忘れてしまうことを自覚できており、適宜メモをとって対応されます
が
やっかいなのは
すぐ忘れてしまい
忘れることも忘れてしまう
記憶障害が顕著な方です
忘れることも忘れるので
自分が記憶障害であることを自覚しにくいのです(病識低下)
同じことを何度も話されますし
説明してもすぐ忘れてしまうので
周りの人も疲弊してしまいますよね
ちなみに健常の人でも
30代前後から海馬は萎縮し始めるとのことです
人生100年と言われる現在で
まだ30年くらいしか生きてないのに
老化による記憶障害のリスクがあるなんて考えたくない🙉
海馬とは?!記憶をつかさどる脳の海馬について徹底解説 │ 【公式】BrainSuite(ブレインスイート)
そして海馬は
ストレスに弱いみたいです
なので
うつ病になったりストレス下にいる方は
記憶障害も生じるのですね
加齢による物忘れや認知症にならないためにも
海馬の活性化は大事ですね
ではどうすればいいのか
ストレスをためない刺激のある生活を送る
ことが大事です
つまり生活習慣を気にするということ◎
睡眠 運動 食事 会話 など
毎日行うことだからこそ
質を高めるのは大事ですよね
チリツモです
最後まで読んでくださりありがとうございました☺︎