若い時は、痩せたかった。
30代後半から若くいたかった。
きりがないのさ、欲求は。
お金も、あればあるだけいいし
服も、靴も、バックもアクセサリーもね。
大なり小なりの不満と
欲望と
ちっぽけな向上心と。
常に
より良くありたい
と願うわたしがいた。
身体も心も頭の中身も。
だけど
誰かに好かれるため
のベクトルから外れてみよう。
誰かが賞賛してくれるわたし
を求めるのはやめよう。
春。
わたしは人生に
無くてもいい目的
を持つことにしたんだ。
誰からも
褒められることもない
貶されることもない。
そんな目標。
他の誰でもない
唯のわたしを。
特別ではない
唯のわたしを。
"再起"