この時期になると就活を思い出します。
リーマンショック以降の就職状況はひどいみたいですが、
今ほどではないにしても僕の頃も就職氷河期と呼ばれた時期でした。
10社以上も受けている友達もいる中、
僕は3月末時点で1社も受けていませんでした。
「就活するくらいなら研究しろ!」
と言っていたはずの教授の方が焦り出し、
「お前いいかげん就活しろ!」
と言い始めるくらいでした(^^;
ですが、自分の中では行きたい会社は一つに絞られていました。
その会社がダメならどこでもいいや・・・という気持ちでした。
なので、その会社がエントリーを開始するまでは活動は一切しませんでした。
何社も受けて疲れるのは嫌でしたし、
そんなことに時間を費やすくらいなら
研究を進めてアピールできることを増やした方がマシだと考えました。
「多芸に通ずる者は一芸に秀でる 」に矛盾するように聞こえるかもしれませんが、
「二兎を追う者は一兎をも得ず」という信念がありました。
多芸を磨くことは兎を狩るための武器を増やすこと。
状況に応じて様々な武器が使えた方が狩りの成功率は上がるはずです。
使える武器は多い方が良く、狙う獲物は少ない方が良い・・・当たり前の話ですね(^^;
その信念のもと、結局受けた会社は1社だけ。
それが今の会社です。
地道に研究を進めたことも良かったのかもしれませんが、
自分としては武器を生かせたのが良かったと思っています。
面接のときに言った言葉です。
「私はバイオリンを20年間続けてきました。
最初は嫌いだったバイオリンですが、今ではかけがえのない趣味です。
どんなにつまらないと思うことでも、続けていれば楽しくなることがわかりました。
本当に楽しいことは、辛さを乗り越えないと味わえないことを知りました。
本当に楽しい仕事のために、どんな困難にも打ち勝つ自信があります!」
この言葉が決め手になったかはわかりませんが、
その後、面接官との会話は弾みました。
バイオリンを続けたことが入社に繋がったと信じています。
バイオリンを習っている皆さん、意外なところでバイオリンが力になってくれるかもしれませんよ!
バイオリンに限らず、趣味は大切に!
「継続は力なり」です。
10000時間まであと4911時間30分(今日は30分。。。)