里帰り | ~ 合歓の花の開く刻 ~

~ 合歓の花の開く刻 ~

心の琴線に触れた日常への返しうた


合歓木



祝いの朱が彩る景色
窓を覗けば小雪舞う


白髪は少し増えたね
足腰無理できないね
だけど元気に笑うね
好物も箸がすすむね

久しぶり二人の笑顔
私は胸を撫で下ろす


仕事まだ続けてるの
二人きりじゃ暇かな
孫の顔見せられずに
寂しくしてごめんね

何一つ求めない二人
胸の奥チクリと痛む


会話の流れに歳の話
ふと零れるお迎え話
聴こえないふりして
私は用へと席をたつ

親離れのできてない
私はまだまだ幼い子


新年祝い朱を彩る日
奥ゆかしく小雪舞う



障子越しの雪 
 

素材提供:十五夜


結び

 
あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

羊年 

素材提供:十五夜



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