キャラメルソング~番外 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。



今日は雨。
りっちゃんもモルも毛繕いに忙しい。

ボクは一人研究室の窓から外を見る。
傘のお花がいっぱい咲いてきれいだけど、あの中にボクの事を知ってる人はいないんだ。

「ねえ、りっちゃん」
「きゅ?」
「りっちゃんにはパパとママはいないの?」

キョトンとしたりっちゃんはボクを指差す。

「そっか、りっちゃんのパパもママもボクだったね」

ふうってなっちゃった。
お昼間だけどもう寝ちゃおうかな。
でも、さみしくてかなしいユメがいつもボクを苦しめる。

でも、いいや。
もう、いいや。
かなしくてもだれももどってこないから。

モショモショと寝袋に入り込む。
りっちゃんももぐり込む。

モルと、ピヨはそこにいてね。




「りっちゃん」
「きゅんぁぁ」
「どうした?寒いのか?」

ん?
この声は誰だっけ?

「潤、もっとひっつきな、俺に」

あ……。

目を開ければ男の人のお顔。
これは、しょぉのお顔。
大好きなしょぉのお顔。

お外ではバナナの葉っぱを叩くスコール。
この音はさみしくない。
大好きなしょぉに抱きしめられてたらさみしくない。



南の国の雨。
りっちゃんがボクたちの間に潜り込んでくる。
モルもピヨもいないけど。
ちくんとさみしいこともあるけど。
しょぉの腕の中にいれば大丈夫。





キャラメルソング~番外  fin