ベッドの中、頬をピンクにした潤は、
「もう、いやぁだ」
身体を捻る。
でも、どっちを向いても俺達の手は止まらない。『さみしかったんだよ』その一言のせいで強くはねつけられず、すでにパジャマも下着も潤は身に付けていない。
「んんっ、はぁん……ダメ」
色っぽい声。
みんなの視線を受けるなか、俺が一番で、いいの?
「さいしょは、しょ、くん。きょは、しょくんにあいされたいの。い、でしょ?」
ふわふわとした言葉。誘われるように翔ちゃんが潤と身体を重ねる。
これだから意地悪したくなるんだよな。
「悔しいけど、Jがそうしたいって言うなら仕方がない」
苦虫を噛み殺したようなにの。たぶん俺等もおんなじような顔をしてるんだろう。
何となく間が持たない。だってそうでしょ?高められて繋がってんのを指を咥えて待ってるんだもん。
耐えきれなくなったのか、にのが話を逸らす。
「でも、頑張りましたね。偉大なる先生なのに。それに小物を持たせて区別してるけど、それもまた小さいですしね」
「おーちゃんは魚つり」
「カズゲーム機」
「THE・SweetS部の俺にはのケーキとドーナツ、潤ちゃんはニット帽だ」
「ふふふ」
「くふふ」
「最高ですね。翔さんのキャップ迷彩ですよ」
その時、ピンクに染まって喘ぎ声を上げる潤ちゃんが、翔ちゃんにわからないようにウインクした。
わかっててやってるんだよって。
ファイトソング … ホントニオワリ