「きぅ?」
(つばちゃん?)
そろりそろりはいっていったら、つばちゃんはくーくーねんこ。
おこちゃないようにちょばにいってくっちゅいたの。
「ぷーぷーぷー」
くひゅひゅ、かーいーつばちゃん。
つばちゃんはじゅとりつとモルちゃんのおしょばにいてくれたにぇ。
ちょーがいにゃくなって、ままがさわれないとこにいっちゃって、りつはモルちゃんのおりのなかでかくれてた。
『りーつ!りっちゃーん!どーこ?バナナ食べよーよ。
俺、まだ朝飯食ってないんだ。
腹へって死にそうだ!』
そんなこといわれたってなのよ!
『くっ!』
つばちゃんがいきなり倒れたの。
『きゅきゅきゅきゅきゅきゅ!』
(つばちゃん!つばちゃん!つばちゃん!)
そばにはしっていったら、
『いたぁ、りっちゃん』
みたこともないくらいんーんーんーピヨみたくわらったの。
おもわずぺちってぶったら、
『ね、潤ちゃんと櫻井は必ず戻ってくるから俺と一緒にいよ?
これね、作ってもらっちった。
モルとりっちゃんが一緒に入れる袋。
有袋類みたいだろ』
ゆーたいるいってあたちはわかんなかった。
けど、いつもモルちゃんと一緒につばちゃんのおなかにあるふくろのなかであったかかった。
いつもつばちゃんがいてくれた。
「きゅゅ」
(つばちゃん)
おーのちぇんちぇのとこでも止まんなかったぽろぽろ。
「きゅくゅくゅぅ」
(これでちゃよならゃなにょ)
ぺとぺとつばちゃんをちゃわってわちゅれないようにほっぺにちゅってした。
「りつ」
「きゅきゃ!」
「そのままいっちゃうの?」
「きゅ」
(これはりつのけっちんだもん)
「そか」
がばって立ち上がったつばちゃんはりつが転げ落ちないように支えてくれて机のうえにのしてくれた。
「これね、作ってもらったの。
りっちゃんとモルの人形。
りっちゃんはモルの人形を持っていって。
モルの面倒は俺がみるから、りっちゃんの人形はモルにあげるの」
「きゅぅきゅぅ」
(モルちゃんとあたちとちょっくり!)
「抱っこしてると危ない事もあるだろうから」
つばちゃんがだちてきたのは、
「きゅきゅきゅきゅきゅきゅ!」
(ゆーたいるい!つばちゃんのゆーたいるいだの)
「これを斜めにかけて、モルを入れて……んしょ。
長さはこれくらいかな?
たっちじゃなくて速く走るときのカッコして?」
「きゅゅ」
(こお?)
「ん、ちょうどいいな。
蓋はボタンで閉められるから、どんなに急いでも中のモルが落ちることはないな」
「きゅう」
(つばちゃん)
「じゃあ、気を付けていってくるんだよ。
潤ちゃんと櫻井のことよろしくな。
りっちゃんにしか頼めないんだからさ」
つばちゃん、くちゃってわらった。
あたちがちゃびちくてちゃびちくてつばちゃんにひっついてぽろんぽろんしたときも、
「だーいじょうぶ」
そう言っておんなじようにくちゃってわらった。
「きゅう」
(つばちゃん)
「ほら、泣かないの、りっちゃん」
「きゅう」
(つばちゃん)
「待ってるからね。
りっちゃんが帰ってくるのを、モルと一緒にここで待ってる」
手をのばちたら、抱っこしてくれておでことおでこをこっつんこ。
「帰ってきたら俺のところに嫁に来い!
なんてな!」
また、くちゃってわらった。
続