にのの言葉
『ゆっくりとJの乱れてるところ見たら翔やん、それ以上に乱したくなるんだろうね 』
その言葉が頭から離れない。
俺の下で鳴く潤は、それは美しく、何度攻 め立てても足りないぐらいだ。
『ぁっうぁっ!
ひぅっ!あっあっあっ!
やぁっだっあああっ!しょさっ!
しょさっ!も、だめっ!ん んっあっ!』
どれだけ穿 っても俺に応 えながら涙 を流すその姿は今まで抱いたどんな相手とも違う愛しさや征 服欲が溢れだし、会える日にはいつも潤の身体 を貪 って。
声、誘うような指 先、額に浮かぶ汗、染 まる身 体、そして俺を締 め 付けて離 さない密 壷。
確かににのの言う通り、どんな風に受け入れてるか、どんな風に身体を跳 ねさせているか、俺は客 観的に見ることはできない。
……見たい。見てみたい。そして、それを俺から強 要され抵 抗できない潤が俺の視 線を受けながら乱 れる様 子が見てみたい。
きっと……。
相葉君……知ってたよ潤が好きだって。
じゃあ、これは……相葉君への誕生日プレゼントになるのかな?
潤を好きな気持ちを利用してごめんな。でも……見てみたいんだ。相葉君ならきっと潤の事……。
だってさ、
『あ、あのね、翔さんと……こ!恋人……になれたことまぁだけには言ってもいい?まぁはずっと一番近くにいてくれて、恋愛の、翔さんだっては言ってないけど悩みとか聞いてもらってたから……だめかな?』
って言われて頷いたけど、
『翔さん……まぁに避けられてるみたい。なんでえ』
って泣かしたろ?
まだ好きなのバレバレだから。諦めればいいのにちっともそんな気配がない。
俺に言われても拒否するだろう潤が受け入れるとしたら相葉君しかいない。小さな頃からずっとそばにいて可愛がってもらってたんだ。相葉君の瞳と俺の瞳に射 抜かれて、抵抗なんかできないだろう?
相葉君、潤を乱 してよ。
見てるから。
でも、その後で俺が潤を壊 すのを見ててね。これ以上無いって位に潤 の事……壊 してやる。相葉君じゃダメなんだってこと見せつけてあげるよ。
続く