玩弄物(37) | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

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嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。



突然潤様が僕の腰を抱えて笑い出す。

「翔、お前は・・・」

「な、なんでしょうか?

の、逆上せそうです。

先に上がってもよろしいですか?」

見え透いた嘘。

どうしよう、くっついたら僕のが固くなりそうなのに気付かれちゃう。

潤様のお腹にあたっちゃう。

でも、僕が必死で身体を離そうともがいても、潤様の力には敵わない。

ぴたっと隙間なく身体を密着させられ、お湯の入る隙間すらない。

「翔、何故ここはこんなになっている?」

恥ずかしくて、恥ずかしくて、穴があったら入りたい。

「俺の質問に答えないのか?」

「あの・・・」

「お前、三宅に反応しなかったんだって?」

「え?」

なんのこと?

「雄の部分を持つことは、必要なことだ。

まだ、お前には無理か?」

「あ、あの・・・」

三宅様に閨の手解きをされた事を言ってるんだろうか?

でも、僕、潤様以外となんてもう考えられない。

三宅様に何をされても僕の物は役に立たなかった。

ましてや、僕が抱かれるのではなく抱くなんて考えられない。

「12歳になったら、お前を連れて歩くようになる。

三宅からは聞いているな?」

腰を抱いていた手を弛めて、また先程までのようにゆらりと頭を縁に預けて目を瞑る。

「はい」

「だが、そんな悠長な事は言っていられなくなった。

数日で父が、死ぬ。

オレは男爵を継承する。

まだ、お前では秘書は無理だな。

岡田を使うしかない。

・・・オレは父の取引の道具であった。

位を継げば簡単には抱かないし抱かせない。

その代わりになる者が、秘書だとしたらお前はどうする?」

まだ、僕では役に立たないと潤様は仰る。

だけど、僕は潤様の秘書だ。

「抱く事は出来なくても抱かれる事は出来ます!」

潤様が目を開けた。

「それが僕の役目なら潤様以外にも抱かれる覚悟はあります!」

そう、それが僕の決意。

「ふっ・・・よく言った」


ああ、僕は・・・。