「三宅の太刀筋だな」
ベッドの上、服を脱がされながら潤様の口唇を受けていた僕に潤様が仰った。
「はい、三宅様から12歳になったら潤様のお供もするようにと言われました。
そのためには、と今日からと三宅様に御指導を始めていただいております」
露になった肩にも赤い筋がある。
「痛むか?」
そう言いながら、潤様の舌がそこを這 っていく。
「あ、ぁ、痛み、ませんんっ」
痣を押される鈍い痛みと熱い潤様の 舌 に与えられる甘 い疼 き。
「ふふ」
「な、に?」
「三宅の痕を全て俺の物に塗り替えるまで我慢できるか?」
また別の赤い筋を指が撫でていく。
「なにを、僕は、がまんするの?」
情 事の時にだけ許される甘えた話し方で聞けば、潤様が笑いながら僕に口付けを落してくれた。
でも、その後に仰られたのは・・・
「ふれてやらないし、してもやらない。
オレの身体に触れるのもだめだ」
潤様に触れちゃいけない・・・。
「いじわる、です」
「オレの物のくせに三宅の痕など纏ってきたお前がいけない」
「んんっん」
胸 の尖 りを甘く噛 まれ身体が反 り、思わず潤様に伸ばした手は絡み取られた。
「だめだ」
「じゅ、さ・・・やぃてくれてるんですか?」
なら、僕、嬉しい。
続