少し天気の悪い日曜日。
皆様の地域はいかがですか?
地元を離れて、海に行ったときに一番搾り探しましたが見つからなかった(涙)
後は友人のつてを頼むのみ。
旅行も行かず、人の多い所に行けない私が、自力で揃えるって、こんなもんです。
では、今日も1日皆様のご無事をお祈りして。
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撮影場所に向かうロケバスが、急に停まるから驚いた。
なにごと?と見てたら、お父さんとお母さん、小さな子供たちが道を渡っていった。
お父さんの手には昼間だというのに提灯。
ああ、ご先祖様を迎えに来たのか。
けれど幸せそうな家族が行ってしまっても動かないロケバス。
『行かないの?』と口に出さずにマネージャーに目配せすれば、『ほら』と指差した先には、必死の形相の一匹の猫。
ん、だよばか。
他の家族に便乗して来るなんて反則だろ。
「オレ今日実家に帰るつもりなのに」
そっと扉を引き開けたマネージャーは、
「松本さんのこと、待ちきれなかったんでしょうね
そう言って扉を閉めた。
オレの膝の上で、くるりと丸まっている【クロ】を見えてるのか見えてないのか、どこ吹く風のマネージャー。
クロ、お前また迷子になったんだろ。
オレに連れて帰れなんて、去年と同じじゃないか。
まあ、いいか、膝の上の温もりも懐かしい。
クルクル、クルクル、車内には彼の喉をならす音で満ちていた。