your song 13 | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。



「おかしいんだ、オレ・・・」


泣きそうな顔で潤くんが言う。

「さっき・・・さっきね、ニノが撮影し出してから、オレ、音が聴こえなくなってた。
たぶん、何にも見えて無かったと思う」

「見て、たよね?見えて無かったの?」

和はびっくりした顔で潤くんを見る。

だけど、潤のガラス玉のような瞳を何度も見ているおいらには、ちっとも不思議じゃない。

でも、耳まで?

「だから、突然、オレの視界に音と共にスタッフさんが入ってきて・・・
その、顔が、無かった・・・。ハッと思った瞬間にはもう、息が出来なくて・・・怖くて・・・」

「・・・」

「・・・」

和もおいらも何も言えない。

潤くんの中に何が起こってるのか解らないけど、大変なことが起きつつあるのだけは事実だ。

「は、じめて?・・・これが、初めてだよね、潤くん」震える声で和が聴く。

するとゆっくりと首を横に振り

「今までも、1人の撮影の時、息苦しくなったり、動悸がすることは何度かあった。
マネージャーさんには口止めしてたんだ。
我慢出来る範囲だったし・・・でも、あんな発作は初めてで・・・」

と驚く発言をした。


次々と明らかになって行く、潤くんの行動。

でも、もう一つだけ気になってしょうがないことがある。


「潤くんさ・・・意識無かったのに、翔くんの声が小さく聞こえたら目を覚ましたよね。
・・・あの時・・・翔くんの声、聞こえたの?」