voice (10) | ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

ビールと猫'sと嵐さんと(注・BL)

嵐が大好物
J担 翔潤loverですが、櫻葉&大宮何でもアリです(妄想、腐ってます)

人の勧誘目的、宣伝目的、男性は入室されないでください。
絶対に申請認定しませんから。




抵抗なんてできない。大好きな人がオレを抱き締めてくれている。

オレを探し出してくれた。逃げていたのに、なのに嬉しいなんて・・・。

でも、それじゃあいけないんだ。

「なんで・・・オレなんかを探してくれた?四人で、ツアーも、曲も・・・オレが戻らなくても、平気だっただろ?ブルーレイ、見たよ?」

「社長が送ってたのは、普通に出回ってる奴、な」

「え?何?」

「おいで、お前はこれを見なきゃダメだ」

翔さんは自分の鞄からブルーレイを取りだし、オレを腕の中に包み込みながら再生する。

その映像に言葉を失った。


曲の構成もフォーメーションも、全てオレがいるような動きに、会場がどよめく。クレーンが5本上がるが紫のソコにはオレはいない。いないのに、客席からオレのウチワを持った子達からは歓声かあがり『はやく帰ってきて』『待ってるよ』『潤がいないと、幸せになれないよ!』
オレを呼ぶ言葉。

「潤、眼を逸らさないでちゃんと見て」

思わず眼を伏せるオレを翔さんが叱る。

そして・・・コンサートの終わり間近のMC、本来だったらオレのシメ・・・翔さんがマイクを取った。